1988年(昭和63年)、世紀の秘宝「パコ」を巡って世界中の忍者が戦いを開始しました。

パコのありかを示すボードの1つは戸隠流忍者・山地闘破に託され、彼はジライヤに変身して世界忍者や妖魔一族と死闘を繰り広げました。

ジライヤvs世界忍者。
ジライヤと戦っている人たちは奇人変人じゃありません、れっきとした忍者です。

ニンニンジャーに客演した時の闘破。

演じている俳優の筒井巧さんは、後年、戸隠流第三十五代宗家を継いで本物の忍者になったことでも知られています。

山地一家は現代忍者なので普通に東京のマンションに住んでおり、1階では武神館という忍者道場を開設しています。

以前から行こうと思っていたとある公園のお隣に山地一家のマンションがあると知ったので撮影に行ってみます。

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落合南長崎駅から西に歩いたところにある哲学堂公園ハイツが、山地一家のマンションです。

築年数はそこそこいっていると思いますが、綺麗に手入れされているようで今も普通にマンションとして使われていました。

武神館の看板があった場所。

ちなみに柵の向こうは柱だけがある謎の空間です。

山地一家の部屋も特定できました。

不審者のようにマンションを撮影後、マンション沿いの川のむこうへ移動。

この川沿いも作中シーンでよく見かけました。

マンションの川沿いのエリアは哲学堂公園です。

哲学堂公園は妖怪博士の井上円了(オカルト好きなら名前を聞いたことがあると思います)が、独特な哲学思想のもとに作った公園です。
入口にある山門、こういうのって普通は仁王様がいるけど…

哲学堂公園の山門にはなぜか天狗と幽霊がいます。

やべえ、ピカソの絵を見るかのごとく理解が追い付きませんアセアセ

お堂や塔の中には世界の賢人や各宗教の開祖などが祀られているそうです。

スーパーヒーロー大集合的なノリなのだろうか?

この辺は紅トカゲが闘破から磁光真空剣を借りた場所だね。

川沿いにある哲学の庭。

井上円了に共感したハンガリーの彫刻家さんつながりで設置された彫刻が置いてあり、こちらもなかなかのカオスっぷりです。

池を中心に釈迦やキリストなど、各宗派の開祖が集まっています。

上の写真手前の丸い彫刻は一人だけ礼拝するアブラハムです。

遠くから見ると4人に対して土下座謝罪しているように見えなくもないアセアセ

ちなみに右のエイリアンチックな人はエクナトンというエジプトの人。

日本からは聖徳太子が彫刻化されています。

ちなみに聖徳太子は秘宝パコを守るために磁雷神(ジライヤの乗る巨大ロボット)を建造した人物でもあるので、それを考慮して彫刻化されたのでしょう(違うか)。

ガイドさんによる案内もあるらしいけれど、ここはガイドを聞いても理解できそうにないなショック

本当はサークルの下見のつもりだったけど色々と難しそうなので不採用になりましたが、緑は多くて散歩するだけなら悪くない場所でした。

終わり。