各地にある観光スポットも、たまになくなることがあります。

青梅市にある吉川英治記念館も残念ながら2019年に閉館してしまいました。

吉川英治は大正~昭和に活躍した小説家で、「宮本武蔵」「三国志」などが代表作です。

大学の時、寮の同室の吉永君が三国志好きで、僕に三国志のゲームを貸してくれたのをきっかけにして僕も三国志の世界へ。

おすすめの小説として吉川英治先生の「三国志」を勧められ、あまりに面白くて全8巻の長編小説にも関わらず数回リピートして読んでしまった。

僕の三国志の知識の源泉は吉川英治先生の小説と言っても過言ではないです。

 

下の写真は昔、五丈原(諸葛孔明の終焉の地)まで行って撮った写真。

三国志を読んでいなかったら五丈原なんて絶対行ってないと思う。

いつかまた三国志の名所を巡ってみたいな。

一度閉館した吉川英治記念館でしたが、2020年、青梅市の管理下に入って再開館。

再開館から時間が経ちましたが、久しぶりに訪問してみました。

戦時中、先生は青梅に疎開し、この時に住んだ建物(元は養蚕農家の建物)が現在の吉川英治記念館になりました。
館内は母屋と庭、展示室から構成されており、まずは庭をまわって展示室へ。

この付近は山が近いので自然がいっぱいです。

先生は著名な小説家でありながら地元住民との触れ合いも大切にしており、先生が青梅を離れる際はこの庭で盛大なお別れ会も開かれました。

展示室では先生の経歴や作品の紹介がされています。

母屋を見学します。

こういう古民家は外観のみ見学可という場所も多いですが、吉川英治記念館は中も入れます。

母屋を横から。

屋根以外ほぼ昔のままだそうで、当時の室内がそのまま残されています。

執筆中の先生の写真。

上の写真の部屋と机(本物)も残されており、なんとお触りも可!

座布団に座って先生と同じように机に向かい、一人で不気味な笑みを浮かべてニヤニヤしてましたイヒ

いやぁ、ファンからすればこれは嬉しいって。

離れは洋室になっており、こちらも先生の書斎として使われました。

こちらは室外からのみ見学可。

以前は見学できなかった奥の部屋も見学できました。

子供部屋として使われていた2階も覗けました。

キッチンは先生一家が疎開時に使ったものなのかな?

分からない点も多かったので、ガイドツアーなどあれば参加したいところです。

写真も撮りまくり、たっぷり楽しんできました。

先生ありがとう。

先生のことを知らなくとも、有名な小説家のお宅拝見的な感じで訪問しても悪くないと思う。
23区以内にあれば普通にサークルで案内するに値する場所だと思っているけど、いかんせん僻地にありすぎるんだよな。

僕が訪ねた時も客はほとんどいなかったし、また閉館になったら悲しいわ。

僕にできることはこうやってブログで宣伝することくらいなので、写真付きで紹介させてもらいました。

一般の人向けにお勧めするならば、この付近は紅葉が綺麗だと思うので紅葉見物ついでに行ってみるといいかも。

僕もまたそのうち再訪したいと思います。

終わり。