千葉の東端・銚子に来ました。

家から始発に乗って4時間半、いや~さすがに遠かったアセアセ

銚子と言えば有名な銚子電鉄があるので、さっそく乗ってみましょう。

銚子駅でJRから乗り換える場合、切符は車内で車掌さんから買うので(スイカなどは使えない)、そのまま駅舎(?)を突破します。

電車は2両。

車内は改装されてレトロな感じに仕立てられています。

手作り感があり、都内を走っている電車とは全く違う雰囲気です。
全然スピードも出さずのんびりとした運行ですが、駅着→駅発はものすごく早いです。
銚子駅からの終点・外川(とかわ)駅で降車。
こりゃまたずいぶん古い駅舎だな、こんなの「男はつらいよ」でしか見たことない!
もしかしてそれっぽく作ってるだけかと思ったら、本当に古い駅舎(大正時代の駅舎)でした。
銚電といえばぬれせんべい。
駅舎にもお土産コーナーが設けられていて、ぬれせんべいを売っていました。

銚電マンシールという明らかにビックリマンをパクったシールを売っているガチャガチャがありました。

昭和のビックリマン大ブームの頃、こういうパクリシールをたくさん売っていたよなぁ…。

ラインナップを見ると「スーパー銭薄(ぜにうす)」「黒字化天使」「質素ジュラ」「ドアホーム」など、キャラクターすらビックリマンをパクっている。

いや面白いけどさ、これロッテに見つかったら怒られるんじゃないのかなアセアセ

外川駅からキャベツ畑を抜けて次の目的地へ。
高台にある地球の丸く見える丘展望館に着きました。
標高は90mなのでそこまで高所にあるわけではありません。
さほど期待もせず展望台へ登りますが…
あらま、めちゃくちゃいい景色じゃないの!
円形の展望台からは360度の景色が眺められ、しかも東京のように遮る建物がほとんどないので海へ向かって開放感のある景色が楽しめます。
西方面。
写真では見えないけど左の方にはうっすらと富士山も見えました。
今回行けなかった屛風ヶ浦も見えました。
写真では伝わらないけど、ここから見るだけでもすごく迫力があります。
ここから見えて満足、ではなくていつか必ず近くで見に行きたくなった。
北の方には鹿島の工業地帯。
これから行く犬吠埼灯台。
写真では景色の素晴らしさを全然伝えきれないな、やっぱり自分で足を運んで見るのが一番だと思います。
小展示室も見学。
展望館から犬吠駅へ行きます。
道中にはちょうど収穫を迎えたキャベツ畑がたくさんありました。
駅近くのお店・島武でご飯にします。
こちらは店内入って右が回転ずし屋、左が料理屋になっていて、どちらでも新鮮なお魚をいただけます。
僕は料理屋の方でしまたけ定食を食べました。
漁港の街で食べる魚料理は格別ですなぁ。
犬吠埼灯台に着きました。
灯台周辺は観光地化されていて売店や飲食店が立ち並んでいます。
岬から下の海へ降りられそうなので行ってみます。
銚子周辺は古い地層が局所的に隆起してきており、犬吠埼灯台は白亜紀の地層の上に立っています。
海辺への散策路の途中には太古の地層を横から見学できる場所もあります。
横から見ると地層の様子がよく分かります。
さっき遠くから見た屛風ヶ浦とこの犬吠埼は千葉の地層10選に選ばれている名所です。
海岸の岩場まで降りました。
特に荒れている天気ではないですが、わりと荒波が押し寄せてきます。
カニやら小魚やら探したかったけど、波が怖いので安全なところで写真だけ撮りました。
灯台を見学する前に、灯台を取り囲む崖沿いの散策路も歩いてみます。
灯台下にある磯の岩場!
おお、ついにこの岩場を見れた!
実は今回、銚子へ行く最初のきっかけになったのが、この磯の岩場なのです。
この磯の岩場、実は東映映画の最初に出てくる岩場に波がザッパーンの場所なのです。
ちなみにこのザッパーンは「荒磯に波」という名前もついています。
実際は現在立ち入り禁止になっている岩場近くの浜辺から撮っているので、僕の撮影位置とはちょっと異なります。
分かりやすくするとこんな感じです。
ちなみに今の「荒磯に波」はCGになっているらしい。
東映のロゴの前に波しぶきがかかっているからおかしいなと思ったら、そういうことか。
さて、灯台周辺の散策も終わったので、いよいよ灯台に登ってみようかな。
犬吠埼灯台は1874年(明治7年)に完成した第1等灯台です。
国産煉瓦を使って建てられており、現在は国の重要文化財にも指定されています。
ちなみに、第1等灯台の第1等というのは、灯台のレンズの大きさを示しています。
一番大きなレンズが1等レンズで、これを使っている灯台のことを第1等灯台と呼びます(日本には5基しかない)。
犬吠埼灯台は内部が見学できる灯台です。
高所恐怖症なのにカメラ好きの方が、ブルブル震えながら写真を撮ってました(いや、無理すんなよ)。
僕は高い所は平気なので、こちらの景色もとても楽しめました。
この写真の右端にあるタワーは銚子ポートタワー(今回行けなかった場所)。
西側の景色。
丘の上に地球の丸く見える丘展望館が見えます。
写真はないけど、手前の派手なお寺さんにもあとからちょっと行ってみました。
霧信号所は、海上が霧や吹雪で視界不良の時に音を出して信号所の場所を知らせる建物です。
近年の航海計器の発達により霧信号所は廃止されましたが、犬吠埼の霧信号所は旧霧笛舎として残されています。
当時の音響装置も残されていて、霧笛を聞くこともできます(録音)。
1874年(明治7年)~1951年(昭和26年)まで使われた初代の1等レンズも展示されています。
灯台のレンズの仕組みってよく分からないけど、ただの丸いレンズじゃないので美術品のように美しいです。
一部レンズが外れている場所があり、中には10cm程度の電球が入っているのを確認できます。
この電球を1等レンズの正面から見ると、なんと電球が巨大化しますアセアセ
なるほど、ケント・デリカット(古い…)と同じ仕組みか、こうやって電球を大きくして灯台の明かりを作り出しているわけね。
資料展示館には以前別の灯台で使っていた1等レンズが展示されています。
レンズと回転装置を合わせて5mもあり、現在の犬吠埼灯台でもこれと同等のレンズが使われています。
回転装置込みで見学できるのは犬吠埼だけみたいなので、けっこう貴重かも。
灯台からの景色もよかったけど、犬吠埼灯台ではレンズについての知識を深めることができました。
遠いからなかなか来る機会はなさそうだけど、いつかまた再訪したいです。

犬吠駅から銚子駅へ戻ります。

スタンドバイミーかよ猫
ていうか線路内立ち入りは犯罪なんだから早くどきなさい!
銚子駅に戻って次の目的地へ。
偶然見つけた「日本初の修学旅行到達の地」。
こういう〇〇発祥の地とか日本初の〇〇ってよく見るけど、さすがにここまでクソどうでもいい日本初は初めてだわアセアセ
ごめんなさい、ひどいことを言ってしまいました。
撤回するので、誰か新宿野村ビルディングに「宇宙初の三人の宇宙刑事が揃ってコンバットスーツ姿を地球の子供たちに初披露の地」石碑を建ててください。
銚子駅から利根川の方へ歩き、川沿いにある大内かっぱハウスへ。
こちらは河童や妖怪に関する展示を行っている博物館で、2階には山口敏太郎の妖怪博物館も併設しています。
オカルト好きなので、ここはぜひ押さえておきたい!
あ…ショック
しょうがないから利根川でも見ていくか。
ていうか利根川も相当広いな、実は最初は海かと思ってました。
今回行けなかった場所もあるので、いつかまた銚子に行ってみたいです。