今回の散策は、横浜の代表的な観光地の一つ・横浜中華街からスタートします。

「横浜媽祖(まそ)廟」は正式名称を「横浜大天后宮」といい、道教の女神・媽祖を祀っています。
媽祖は航海の神であることから、海を渡って世界に広がった中国人たちによって信仰され、横浜中華街にも廟が建っています。

あとから関帝廟をお参りするので、こちらは外観のみの見学。

お昼からのスタートということもあり、予定を変えて先に食事をしましょう。

訪問したお店は上海焼きそばの名店・萬来亭(ばんらいてい)です。

みんなで上海焼きそばを食べました。

もちもち太麺なので、見た目以上のボリュームがあります。

とても美味しかったですよにやり

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食事後は、山手地区へ。

山手地区は横浜開港後に山手居留地が置かれた場所で、現在でも居留地時代の外国人に関する史跡が残されています。

まずは、生麦事件の死傷者・リチャードソン、マーシャル、クラークのお墓。

フランス人実業家・ジェラールの水屋敷遺構と瓦レンガ工場跡。

キリンビールの原点であるビール醸造所「スプリングバレー・ブルワリー」を作ったコープランドのお墓。

生麦事件、ジェラールの瓦、コープランドはつい最近の散策でも紹介したので、リピーターさんには理解しやすいかも。

ブリキのおもちゃ博物館は、おもちゃコレクター・北原照久氏のコレクションを展示する博物館です。

建物は洋館を改装して建てられており、レトロなブリキのおもちゃ約3000点が展示されています。

こちらはトイストーリーの原案が生まれた場所でもあります。

北原さんのミュージアムは山梨にもあり、僕(主催者)は一度行ったことがあります。

そういえば、監督がサインしたウッディも置いてありました。

館内では、看板犬のロビー君と触れ合うこともできます。

大きな犬ですが、大人しくて触っても全く吠えたりしません。

みんなでロビー君を撫でて癒されてきましたにやり

敷地内には一年中クリスマスのショップ、クリスマストイズも併設しています。

店内はとても華やかな雰囲気で、クリスマスグッズが所狭しと並べられています。

何か買いたかったですが、今年のクリスマスもぼっちなのでパスしましたえーん

山手資料館の建物は1909年(明治42年)に建造された和洋折衷住宅の洋館部分を移築したものです。

館内では居留地時代の横浜や山手に関する資料が展示されています。

山手周辺の洋館巡りをする際は最初に訪問したい場所であります。

山手234番館の建物は1927年(昭和2年)頃に建造された外国人向けの共同住宅(アパートメントハウス)です。

建物には4世帯が入居可能であり、建物正面中央の玄関ホールでは各世帯の住戸につづくドアが確認できます。

1階では再現された居室が展示されており、2階の貸しスペースではバラの展示が行われていました。

ベーリックホールは、イギリス人貿易商ベリックの邸宅として1930年(昭和5)年に建てられ、戦後から2000年(平成12年)まではインターナショナルスクールの寄宿舎として使用されました。

山手外国人住宅の中では最大規模の建物で、スパニッシュスタイルを基調とした建物には外観、内観ともに多彩な装飾が施されています。

こちらではちょうど結婚式が行われており、いくつかの部屋が見学できませんでした。

今回見れなかった部屋の中には、可愛らしい子供部屋などあるので、またいつか見に行ってみて下さい。

エリスマン邸は、スイス人貿易商フリッツ・エリスマンの邸宅で、1926年(大正15年)頃に別の場所に建てられ、1990年(平成2年)に現在地に移築復元されました。

建物側面から撮ると洋館が緑に溶け込んで、とても映える写真が撮れます。

エリスマン邸の喫茶室で休憩。

休日なのでたくさんの人で賑わっていました。

アンティークなガラスのドアノブ(第118回ブログからコピペ)。

エリスマン邸の隣にあるレンガの遺構は、かつてマクガワン夫妻が住んでいた山手80番館の遺構です。
山手80番館は3階建ての洋館でしたが、関東大震災で倒壊し、現在は地下室部分だけが元町公園内に残されています。
当時の外国人たちの暮らしぶりや、関東大震災のすさまじさをうかがい知ることができる遺構です。

中華街方面に戻りながら、その他、山手地区のスポットを見学します。

横浜外国人墓地。

ブラフ99ガーデン。

ここは猫ちゃんたちの憩いの場です(猫写真は上手に撮れなかったのでなし)。

外国人向けの劇場「ゲーテ座」があった場所に建つ岩崎博物館。

館内は撮影禁止なので写真はありませんが、服飾や版画、工芸品などを見学してきました。

港の見える丘公園へ。

園内のローズガーデンが見頃だったので、ちょっと散策しましょう。

木々の向こうにベイブリッジを入れて撮りたかったけど、白飛びして無理でした。

展望台に着きました。

港が一望できるスポットなので、カップルや家族連れなどたくさんの人がいますな。

下に植え込みが入っちゃうので、パノラマで撮った方がいいかも。

写真の左隅に何か四角いものが映っています。

宇宙世紀0079、アムロ・レイが搭乗するRX-78-2ガンダムは、一年戦争の最後の戦いであるア・バオア・クーの戦いにおいて、シャア・アズナブルが搭乗するジオングと相打ちになり大破、放棄されました。

一年戦争後に見つかったRX-78タイプのパーツから作られた新しいガンダムが、横浜の動くガンダム(RX-78F00)です。

下の写真は僕が一人で横浜ガンダムを見に行った時の写真です。

なお「横浜ガンダムを見に行く企画をやってもいいよ!」とみんなに言ったら嫌な顔をされました。

しばくぞムキーッ

園内には居留地時代の遺構も残っています。

下は旧フランス領事官邸(と当サークル名物「モデルの女の子とそれを撮影するおじさん」)です。

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中華街に戻り、中国の武神・関羽(かんう)を祀る関帝廟へ。

関羽は中国の漢時代~三国時代に活躍した武将で、中国では武神として関帝廟に祀られています。

現在は商売の神としても信仰されており、各地の中華街には関帝廟が建っています。

僕はスーファミのゲーム(三國志Ⅲ)から三国志に興味を持ち、のちに中国の三国志の名所を巡るほどの三国志マニアになりました。

三国志を知らない参加者さんに少しでも伝わるように、ゆっくり動画で簡単に解説。

道教の参拝方法に則って廟内でお参りもしましょう。

廟内は非常にきらびやかです。

場所柄、中国人らしき人もいましたが、さすが彼らの参拝は慣れた感じでした。

中央のヒゲの長い人が関羽将軍、向かって右が関平(関羽の息子)、向かって左が周倉(関羽の部下)です。

関羽を知らない人にとって関帝廟は「なんかよく分からない綺麗な建物」で終わっていたと思いますが、今回は解説付きだったので少しは内容も理解してもらえたかなと思います。

日が暮れて、中華街はますます賑やかになってきた。
僕らは横浜大世界でお土産を買って帰りましょうかね。

最後にライトアップされた媽祖廟を見ていきましょう。

みなさん、最後までお疲れさまでしたニコ

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今回はここまで。

自分で企画してなんですが、内容盛りだくさんで非常に楽しい企画でした。

こんなに楽しいのに無料だなんて、すごいサークルだなぁにやり

…とまぁ自画自賛したくなるようなサークルなので、また次回以降もよろしくお願いします。