第116回と第117回は訪問順が違うだけで内容はほぼ一緒なので、第117回にまとめてのブログとさせていただきます。

写真は両回のものを混ぜて使用しています。

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鶴見駅の近くにある諸嶽山(しょがくさん)總持寺へ。

ここは曹洞宗の大本山であることから、都内の有名なお寺にも負けないほど広大です。

入口近くにある地図。

全部を見て回るのは大変なので、見どころのお堂や碑などをピックアップして見学します。

三門は鉄筋コンクリート造りの三門としては日本一の大きさで、「諸嶽山」の扁額が掛けられています。

1951年(昭和26年)に発生した列車火災事故「桜木町事故」の犠牲者を慰霊する桜木観世音菩薩。
現在でも毎日お経があげられています。

1963年(昭和38年)に発生した列車多重衝突事故「鶴見事故」の犠牲者を慰霊する鶴見事故慰霊碑。

「マニュアルは血で書かれている」…こういう大きな事故の犠牲者によって電車の安全性は高まっていったのです。

總持寺の墓地には昭和の名俳優・石原裕次郎のお墓があります。

亡くなって数十年経ちますが、今でもお墓参りに訪れるファンが絶えません。

西部警察はよく見てたな、僕もお参りできてよかったです。

墓地から境内に戻ってきました。

暑くて一休みしたいところですが、頑張って境内を巡ります。

總持寺の総受付・香積台(こうしゃくだい)。

中央廊下のつき当たりには、日本最大の木彫の大黒尊天が奉安されています。

最大というか、頭がでかい!

百間廊下は長さ164mの廊下で、修行僧たちによって1日2回の雑巾がけが行われています。
鶴見事故の際はこの廊下に犠牲者の遺体が安置されたことから、現在でも雑巾がけに併せて廊下の土間に2本の水の線を引く水供養が行われています。


奥にある大祖堂は、開山堂と法堂を兼ねた巨大な本堂で、地下には客殿もあります。

離れて撮っても写真に納まりきれないほどの大きさです。

一通りの散策が終わったので、境内カフェ「茶房おかげや」で昼食休憩にしましょう。

クソ暑かったので、冷たい稲庭うどんを食べてさっぱりしましたニコ

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ビール工場見学まで時間があったので、おまけ企画だった鶴見線の珍駅巡りへ出発!

鶴見線は、鶴見駅から京浜運河沿いの扇町駅を結ぶ路線で、途中には二つの支線(海芝浦支線と大川支線)もあります。

鶴見線の概要についてはスーツ交通の動画が非常に分かりやすいです。

僕も散策系ユーチューバーになりたい、広告収入くれzzz

海芝浦行きの電車に乗り、終点の海芝浦駅を目指します。

下の写真は車窓の風景ですアセアセ

終点の海芝浦駅に到着しました。

開いたドアの先はホームと海!

海芝浦駅は東芝の工場内にある駅で、東芝の従業員しか駅から出ることができません。

なので一般人がこの駅に来る必要は全くないのですが、「駅のホームから海が間近に見える駅」として有名なことから観光目的で訪れる一般人がたくさんいます。

改札付近。

右が東芝ですが、こちらは写真撮影禁止なのでカメラを向けないようにしましょう。

改札の先には東芝が設置した小公園・海芝公園があります。

こちらからは鶴見つばさ橋や横浜ベイブリッジを望むことができます。

扇島にある工場群も見えるので、夜に来てもよさそう星空

参加した皆さんもたくさん写真を撮っていました。

珍駅として有名な海芝浦駅ですが、電車の本数が少ないので事前に到着時間/出発時間を確認の上で訪問しましょう。

あと天気もね、やっぱり晴れていた方がいいかも。

鶴見駅へ戻る途中にある国道(こくどう)駅。

こちらは駅のホーム下がまるで廃墟のようになっている駅です。

駅は1930年(昭和5年)に開業。

開業当初、アールデコ風の駅ホーム下は貸し物件の商店街として使われていたそうですが、現在は飲み屋が1軒あるだけでさびれまくっています。

ちなみに現在でも一部の物件には人が住んでいるようです。

間取りとかどんな感じなんだろ、気になるな。

こちらも人気の珍駅で写真中央にいる女の子も撮影目的みたいでした。

一人じゃ寂しいでしょ、サークルに参加しなさいにやり

夜とかガチで怖そうだけど、近隣の人たちにとっては普通なんだろうなぁ。
あと数年で開業100年か、ここまで来たら自然崩壊するまで頑張れにやり
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電車に乗って生麦駅へ。

な、生麦ご当地ガチャ…マニアックすぎるアセアセ

キリンビール横浜工場の前の通りは旧東海道であり…

工場から東に800mほど進んだ場所では、かつて生麦事件が起こりました。

生麦事件は幕末の1862年に、武蔵国の生麦村で発生した外国人殺傷事件(薩摩藩の大名行列に入り込んだイギリス人観光客が斬られた事件)です。

この事件でイギリスは怒り、翌年の薩英戦争へと続きますが、この一連の薩摩とイギリスの接触は、幕末の薩摩藩の方向性を変える大きなきっかけになりました。

事件では商人のリチャードソンが死亡しました。

現場から逃げ出したリチャードソンがとどめをさされた場所は、現在のビール工場付近であります。

少年時代に生麦事件を目撃した鶴見村の名士・黒川荘三は、事件を永く後世に伝えるため1883年(明治16年)、リチャードソンが亡くなった場所付近に私費を投じて生麦事件碑を建てました。
碑は現在のビール工場の敷地内に残されており、生麦の人々によって毎年追悼祭も行われています。

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麒麟麦酒株式会社(通称:キリンビール)は日本の酒造会社です。
明治初期に横浜で設立されたビール醸造所「スプリングバレー・ブルワリー」を始まりとし、同地から生麦に移転した工場が現在のキリンビール横浜工場となっています。

ちなみに、スプリングバレー・ブルワリー跡地は現在は公園になっており、巨大な石碑が建っています。

コロナの影響で長らく休止中だったキリンビール横浜工場の工場見学が再開。

予約は大変でしたがどうにか6人×2日で予約が取れました。

ビールに関する様々な知識を楽しみながら学べるノミモノラボ。

写真入りの缶ビールのカートン作りキットが面白かったニコ

映像でキリンビールの歴史を学び、いよいよ工場見学ツアー開始。

ビール作りの工程を実際の工場設備を通して学びます。

こういうピカピカの機械を見るのも楽しい。

上手く撮影できなかったんだけれども、こちらは麦汁(一番搾りと二番搾り)。

砂糖も入っていないのにさつまいものような甘い味がしてびっくりしました。

缶詰め工程では従業員の皆さんが実際に働いているところも見られました。

昔、僕も工場でバイトをしていたことがあってあんな風に機械のメンテナンス(簡単なやつ)もやってました。

懐かしい。

思ったより小規模な設備だなと思いましたが、生産スピードが早いので大量生産が可能になっています。

工場見学終了後はビールの試飲です生ビール

参加したみんなは總持寺とか生麦事件とかどうでもよくて、まさかビールが目的だったんじゃ…アセアセ

たくさんのビールを飲ませてもらえました。

こういう風に飲み比べると違いがよく分かりますな。

試飲後はお土産コーナーへ。

僕はお酒が苦手な甘党なので、お菓子を買って帰りました。

ビールゼリーチョコが美味しかったですニコ

工場内は緑もたくさんあって綺麗に整備されています。

ちょっとした都市公園みたいな感じニコ

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今回はここまで。

梅雨時期の企画で雨が心配でしたが、両日とも雨に降られることなく無事に開催出来てよかった。

暑い時期になり外に出るのも大変ですが、また次回以降の企画もよろしくお願いいたしますニコ