【お知らせ】
冬季は観光地の終了時間が早くなり、また夕方になるにつれて寒くなるので、なるべく陽のある16時くらいに終われたらなと思っています。
その分開始時刻が早くなったり(12時→11時)、また内容がボリュームダウンすることもありますが、ご理解のほどよろしくお願い致します。
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コロナも少し落ち着き一番散策しやすい時期ですが、開催日は残念な天気に雨
雨があがることを期待して水道橋駅から出発します。
私事ですが、今回から新しいカメラになりました。
防水機能がないので、雨は勘弁してくれえーん
神田川沿いにある「神田上水掛樋」の石碑。
神田上水は江戸初期に造られた上水(飲料水用の水路)で、この場所に掛かっていた神田上水掛樋で神田川と交差して神田や日本橋方面に住む人々の飲み水になっていました。
あとから行く歴史館に掛樋のジオラマがあります。
掛樋=水道の橋であることから、「水道橋」という地名の由来になった場所であります。

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①東京都水道歴史館
東京都水道歴史館では、江戸時代から現代までの水道の歴史や、水道の技術や設備に関する展示を行っています。

館内は、2階が江戸上水のフロア、1階が近現代水道のフロアになっています。

まずは2階へ行ってみましょう。

江戸の街には水道管にあたる木樋が通り、そこを流れてきた水は町民たちの命の水になっていました。

玉川上水についてはよく分からないので、人形劇でお勉強。

江戸の長屋も再現されています。

楽しみながら江戸と水の関りを学べます。

1階に降りて、明治~現代の水に関する資料を見学。

下の水飲み場はかつて丸の内にあったという馬水槽(複製)です。

これ1つで人間、馬、犬猫が水を飲めるという優れものであります。

当時の写真がありました。

なお、人間用の飲み口は裏にあります。

犬猫用の飲み場には、かわいい置物も。

参加したみんなには猫と説明したけど、よ~く見ると犬っぽいね犬

上の写真の馬水槽は複製品で、オリジナルは新宿駅東口にあるらしい(ストリートビューのキャプチャ)。

なんか臭そうな場所だな(新宿にどういうイメージをもっているんだ、こいつは)…オリジナルこそ歴史館に置いてあげたらいいのに。

その他、様々な水道関係の展示物を見学。

歴史館の裏手にある本郷給水所公苑では、神田上水石樋の展示が行われています。

石樋は石で作った水路みたいなものです。

昔の人たちはこんなところを流れる水をそのまま飲んでたのかアセアセ

本郷給水所公苑はバラの名所にもなっています。

う~ん、咲き具合はイマイチのような…。

無料のバラ園だし、完璧なものを求めちゃいけませんな。

この日は雨なのでほとんど人はいなかったけど、普段は家族連れなどで賑わう憩いの場です。

インスタ蠅しそうな場所を必死こいて探します。

雨に濡れたバラは美しいけど、これは流石に濡れすぎだな笑い泣き

わりと離れて撮ったんだけど、はっきり撮れてました。

新しいカメラはズーム機能がパワーアップしております。

一輪だけ咲いていたミニバラ。

あんまりバラっぽくはないけど、可愛い花なので僕は好きです。

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②麟祥院

麟祥院には、徳川家光の乳母で大奥の基礎を築いた春日局のお墓があります。

門前の春日局像はかつて東京ドーム裏手にある礫川公園にあったものです。

2019年に麟祥院に引っ越してきたらしい、全然知らんかったぜ。

麟祥院には看板犬のチヨちゃんがいます。

急にみんなで見に来たのでちょっとびっくりさせちゃったかな?

下見の時は寝ていたけど、訪問日は元気に遊んでいました。

動物は見ているだけで癒されますなぁ。

春日局のお墓へ。

江戸時代の有名人なので、他にも見に来ている人がいました。

穴の開いた特徴的な墓石は「死して後も天下の政道を見守り、これを正せるように黄泉から見通せる墓を作って欲しい」という春日局の遺言によるものです。

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③湯島天神(湯島天満宮)

458年、天之手力雄命を祀る神社として創建。
1355年、学問の神様・菅原道真を合祀したことから、受験シーズンにはたくさんの学生が合格祈願に訪れる神社となっています。

受験シーズンも近づいてきているので、絵馬が増えてきましたな。

道真公となじみの深い牛。

天満宮では「なで牛」としておなじみですが、コロナのせいで触れなくなってしまった。

境内にある「新派の碑」。
新派とは、明治時代に始まった演劇の一派で、石碑は創立90年を記念して建てられました。
大地震がきたらぶっ倒れそうですが、今のところ大丈夫みたいです。

「努力の碑」は王貞治選手のホームラン世界記録(756号)を記念して建てられました。

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④甘味処みつばち

小倉アイス発祥のお店「甘味処みつばち」であんみつを食べました。

今後は参加者さん同士の交流も増やすべく、みんなで飲食をする機会を増やしたいと思います(コロナ中は大人しく食べなきゃですが)。

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⑤神田明神(神田神社)

みつばちを出た頃にようやく雨が上がりました。

湯島から歩いて神田明神に着きました。


御神馬のあかりちゃんがいました。

小さくて大人しいポニーですが、以前脱走して道路を走ったこともありますにやり

江戸時代は神田明神下に銭形平次が住んでいました。

有志によって建てられた「銭形平次の碑」は台座部分が寛永通宝になっています。


2018年に開館した文化交流館「EDOCCO」。
土産物店、カフェ、イベントスペースなどが入った施設ですが…ちょっと神社には似つかわしくない気もしますえー?

資料館で「江戸の今昔展~浮世絵と写真の共演美~」を観賞。

浮世絵はいい、だが写真はちょっと無理があったかな。


神田明神の祭神・だいこくさまは、日本の国作りの神・大己貴命と同一視されています。

見た目はまんま大黒様です。

もう一人の祭神・えびすさまは、一般的なえびすさまとは違いますね。

神田明神では、えびすさまは海の彼方からやってきた小さな神様・少彦名命と同一視されており、この像のえびすさまは少彦名命がモチーフになっています。

もう一人、平将門も祭神ですが将門公の像はないんだよなぁ。

お金ありそうだし、将門公の像も建ててほしい。

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⑥湯島聖堂
最後の訪問地・湯島聖堂に着いて門に入った瞬間に、閉門時間になってしまった(10月から16時閉園)!
みんなに紹介もできず、写真もろくに撮れなかったので、過去写真を流用して説明します。
杏壇門をくぐると湯島聖堂の正殿「大成殿」があります。
湯島聖堂は1690年、五代将軍綱吉が建設した孔子廟「大成殿」を起源とします。
のちに幕府直轄の学校「昌平坂学問所」も作られ、学校教育発祥の地としても知られています。
大成殿内はこんな感じ。
孔子や弟子たちの像、溥儀(ラストエンペラー)の香炉などが展示されています。
屋根の上にいる霊獣・鬼犾頭(きぎんとう)と鬼龍子(きりゅうし)もチェックしましょう。
みんなが気になっていた楷の木。
中国の孔子墓所にも植えられている木で、枝葉が整然と伸びる様子から楷書の語源になっています。
過去写真の使用はここまで。
孔子像くらいしか写真が撮れなかったねぇ。
閉門前に入ってしまい、なんと中に閉じ込められてしまった!
帰りは一般人が入れない斯文会館の中を通って外に出るという、ある意味レア体験をしてしまったにやり
斯文会館は建築家・伊東忠太が設計した建物です。
屋根には伊東忠太の建築物でおなじみの怪獣たちが鎮座しています。

今回、湯島聖堂に入れなかったことや、帰りがやけに寒かったことが冒頭で書いた【お知らせ】につながります。

参加してくれた皆さん、雨の中ありがとうございましたニコ

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今回はここまでです。
コロナによる規制は緩和されつつありますが、街歩き関係はまだまだ厳しい状況です。
今回から参加者アンケートも実施するようになったので、皆さんの意見も伺いながら新企画を考えていきたいと思います。
それでは、また次回以降の企画もよろしくお願い致します。