桜の開花予想を見て、3/22(日)に開催したこの企画。

予想通りなら22日は満開のはず、と期待して文京区の桜の名所に出発です。

※最後の方に今後についてのお知らせがありますので、よかったらお読み下さい。

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①播磨坂へ

今回は茗荷谷駅で集合し、近くにある播磨坂を目指します。

途中にある林泉寺には何とも珍しい「しばられ地蔵尊」がいらっしゃいます。

「願いをかけながら縄で縛り、願いが叶ったら縄をほどく」という仕組みになっていて、全身縛られまくっていました。

ここまで縛られると、ちょっと可哀そうな気もショック

江戸時代からのお地蔵様ですが、初代は横でお休み中です。

お休み中でも縛られているのが何ともアセアセ

すぐ近くにある深光寺には江戸時代の読本作家・滝沢馬琴のお墓もありました。

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②播磨坂

戦後の区画整理で作られた道路で、江戸時代、この地にあった松平播磨守の屋敷にちなんで「播磨坂」と名付けられました。

道路沿いにはたくさんの桜が植えられており、桜の名所になっています。

この時期、中央の遊歩道では花見を楽しむことができます。

サークル開始前に撮った写真なので人は少なめですが、みんなで訪問した時(12時過ぎ)にはけっこうな人がいました。

花見シーズンになると、歩道の右側はシートを広げる花見客に占拠されます。

今年はコロナの影響でシートを広げた花見が禁止になったので、とても歩きやすかったです。

邪魔にならないようにベンチに座って、近くのパン屋さんで買ったパンを食べましたニコ

肝心の桜の咲き加減は…7分咲と言ったところでしょうか。

開花宣言は早かったのに、思ったより咲いていないショック

近くにある「石川啄木終焉の地」も訪問。

コロナの影響で顕彰室は閉まっていましたが、啄木の歌碑を見てその素晴らしい人柄(?)を偲びましたイヒ

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③カイザースラウテルン広場

文京区とドイツのカイザースラウテルン市が姉妹都市提携を結んでいることから設置された広場で、同市の彫刻家夫妻が作った不思議な彫刻群が置かれています。

一番大きなユニコーン像。

ここで集合写真を撮りたかったのですが、子供の遊具にもなっているのでちょっと無理だった(人通りも多い)。

カイザースラウテルン市のシンボルである魚の像。

頭に載っているローマ皇帝・フリードリヒ1世の頭像がなんともシュールです。

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④小石川後楽園

茗荷谷から電車で移動し、小石川後楽園へ。

コロナの真っ只中ですが、この時期はさすがに多くの人がいました。

奥にある内庭の桜は満開。

写真の右手は、建設中の唐門。

なぜか写真を撮られまくっていたハナモモの木。

小石川後楽園は水戸藩主・徳川光圀(水戸黄門)が造営した庭園です。

光圀ゆかりの八卦堂は関東大震災で焼失し、土台が残るのみです。

同じく光圀ゆかりの得仁堂は現存しています。

園や名所の名前は中国の儒教の影響を受けており、こちらでは儒教の聖人・伯夷と叔斉の木造を安置していました。

遠くから見ると綺麗な桜ですが、早くも花が散り始めていたものも。

今年は暖冬だったせいか桜の咲き方がやっぱりおかしい。

大泉水近くの桜はほぼ満開でした。

ほぼ満開とはいえ、今年の桜は一斉に咲かずに蕾が残っているものが多かった。

一見満開に見えても、左側付近には蕾がたくさん残っています。

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⑤牛天神 北野神社

播磨坂、後楽園と散策してきましたが、まだ15時なので残り時間がけっこうありそうです。

せっかくなので春日周辺の寺社巡りにも行きましょう。

最初に到着したのは源頼朝ゆかりの天神さま「牛天神 北野神社」です。

天神さまに牛の像はつきものですが、こちらは狛犬ならぬ狛牛として置かれています。

頼朝が座ったという石も残っています。

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⑥伝通院

伝通院の大きな山門が見えてきましたが、その前に近くのスポットをご紹介。

伝通院のすぐそばには「日本指圧専門学校」があり、創設者の浪越徳次郎先生の像があります。

ようつべに動画があったのでどうぞ。

訪問した学校の同じ場所で指圧の解説をしていますが、この頃はまだ像はありません。

若い人は知らないだろうけど、浪越先生はかつてはバラエティ番組にも登場するようなお茶の間の人気者で、僕もよく笑わせてもらったものです。

小石川七福神の一つ・大黒天を本尊とする「福聚院」には、唐辛子の首輪をまいた「とうがらし地蔵」が置かれています。

咳止めのご利益があるそうなので、コロナになった人は是非どうぞ(いや、その前に病院だろ)。

珍スポを巡り、いよいよ「伝通院」へ。

伝通院は駅から少し離れていて知名度はさほど高くない気がしますが、徳川家子女の墓所にもなっている歴史あるお寺です。

徳川家康のおっかさん・於代の方の墓所。

彼女の法名「伝通院~」がこのお寺の名前の由来です。

家康の孫・千姫のお墓。

豊臣家に嫁いで大坂夏の陣に巻き込まれるなど、波乱の人生を歩んだ女性であります。

3代将軍家光の正室・鷹司孝子のお墓。

家光が男好きだったせいか、夫婦仲は最悪だったそうですアセアセ

皆さんお墓だけは立派ですが、存命中は政略結婚に巻き込まれて苦労も多かったことでしょう…。

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⑦慈眼院 澤蔵司稲荷

江戸時代、壇林(お坊さんの学校)でもあった伝通院に澤蔵司(たくぞうす)という青年が修行にやって来ました。

わずか3年で浄土宗の極意を習得した澤蔵司でしたが、なんとその正体は稲荷大明神だったのです。

のちに伝通院の別当寺・慈眼院には稲荷大明神を守護神とする「澤蔵司稲荷」が建立されました。

境内にある霊窟「おあな」。

木々に囲まれたとても静かな場所です。

境内には稲荷像がたくさん置かれており、狐のような謎の小動物もたくさん住み着いていますイヒ

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⑧こんにゃくえんま(源覚寺)
知らない人はビックリしそうな名前ですが、眼病を患った信心深いおばあさんに自らの片目を与えて治してあげたという閻魔様が鎮座するお寺です。

おばあさんが感謝の印に好物のこんにゃくを供え続けていたことから、現在も眼病治癒の御利益を求める人たちがたくさんのこんにゃくを供えています。
こんにゃくなら何でもOKらしく、こんにゃくいもやこんにゃく畑などがお供えされていることもガーン
閻魔様の写真も展示してあり、右目が黄色く濁っているのがお分かり頂けるかと思います(おばあさんにあげたから濁った)。
源覚寺→サイパン→テキサス州と海を越えて再び戻った「汎太平洋の鐘」もあります。
もはや何が何だか分からない「塩地蔵尊」。
今回は変わった地蔵さんをすでに二体見てきましたが、最後に一番すごいのが来ましたアセアセ
「こんにゃくえんま」は街中にある小さなお寺ですが、見どころが多いお寺です。

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⑨文京シビックセンター
「コロナのせいで閉まっているかな」と思っていましたが、なぜか開いていた文京シビックセンター。
区役所本庁舎として使われている建物で、25階には無料展望ラウンジが設けられています。
こっちはスカイツリー方面。
陽が少し落ちてきましたね、今日はたくさん歩きました。
最後は先ほど訪問した小石川後楽園を上から確認。
西日が強く、ちょっともやってた。
「こんな時期なので人なんか集まらないだろう」と思っていましたが、最終的には5名の方に集まってもらって(これだけ集まれば上出来)楽しく散策できました。
今回は追加スポットも多く初めての方にはちょっと大変だったかもしれないけど、その分、たくさんのスポットを巡れたので楽しんでもらえたならば幸いですニコ

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この企画を開催したのは3/22(日)で、このブログを書いているのが3/29(日)。

3連休(20日~22日)の頃は「コロナは意外と大丈夫そう」という風潮もあり、また花見シーズンということで、街にはそこそこ人がいました。

だけど、この1週間で状況は一変し、日本各地で不要不急の外出自粛要請が出てしまった。

この状況がいつまで続くか分からないけど、個人的にはGW過ぎまで大人しくしておいた方がいいと思うので、残念ながらしばらくサークルは休止させて頂きたいと思います。

社会人サークルなんて不要不急イベントの最たるものですからね…世の中が落ち着いた頃、またよろしくお願いいたします晴れ