①国会議事堂
今回は国会が開催される「国会議事堂」の参観からスタートです。
まず裏口で受付と持ち物チェックをすませて議事堂内に入ります。
この日は他県の人を含む大勢の参観者がいました。
議事堂内はほとんど撮影禁止ですが、本会議場だけは撮影OK。
テレビでよく見る議長席付近です。
議場の壁にある「士農工商」のレリーフは「身分の差なく平等に国政に参加できる」というような意味です。
遠いからあまりよく見えないなぁ
天井は一面のステンドグラスで、外光を取り込みやすい造りになっています。
その他、中央広間や天皇陛下の御休所なども見学して、議事堂正面に出ました。
さて、ここで皆さんお待ちかねのゴジラコーナーです
国会議事堂は日本でも指折りの有名な建築物なので、ゴジラなど多くの怪獣によって壊されています。
白黒時代の初代ゴジラに始まり…
モスラの巣にされたり…
ミレゴジと機龍に至っては、完全に国会議事堂を破壊しています
「国会と言えばゴジラだよね、ゴジラのフィギュアを持ち込んで国会と写真撮るのが普通じゃね?」という謎の思考の元にゴジラを持ってきた人が約一名いました。
しかも、わざわざ国会議事堂を壊しているゴジラのフィギュア(上のシーンと同じ)を持ってくるとかマニアックにもほどがあるわ
※持ち物検査の時に「ゴジラのフィギュアが見つかったらどうしよ…」とちょっと心配だったのは秘密だ!
正面で写真撮影などを済ませて、そのまま正門から退出となります。
初参観の方が多くて意外でしたが、皆さん楽しんでもらえたようです。
②国会前庭
国会議事堂前の通りを挟んで南北に分かれている庭園が「国会前庭」で、今回は北地区の洋式庭園に行きました。
ここに置かれている「日本水準原点」は日本の土地の標高を測る時の基準となるものです(なにげにすごい)。
「日本水準原点」自体は上の小さな建物「日本水準原点標庫」内に設置されている白い板状の石で(中にあるので見れません)、ともに明治24年(1891年)に置かれました。
標庫上部には「大日本帝国」の文字も残っていて歴史を感じさせますな(重要文化財に指定される予定)。
そばには最近新しく設けられた「電子基準点「東京千代田」」も。
こちらは最新の衛星測位システムを使った測量で使われる設備であります。
「原点」のすぐ側にある広場には時計塔が建っています。
これは次に出てくる「尾崎記念会館」と共に建てられた時計塔で、塔の三柱は「立法・行政・司法」という三権分立を表しています。
この辺は休日は人が全然いない静かな場所ですが、訪問した時間帯はちょうどスケボー軍団がいてうるさかったです。
迷惑なので禁止にすればいいのに。
③憲政記念館
憲政主義や反軍国主義を掲げた政治家・尾崎行雄。
明治から戦後まで衆議院議員を務め、当選回数25回、議員勤続年数63年、最高齢議員94才は現在も日本記録になっており、「憲政の神様」「議員政治の父」と呼ばれています。
昭和35年(1960年)には尾崎の功績を称える「尾崎記念会館」が国会前庭・北地区に建てられました。
昭和47年(1972年)、日本の議会開設80周年を記念し、「尾崎記念会館」を拡張して建てられたのが「憲政記念館」です。
2Fには尾崎行雄や国政の歴史に関する資料などが展示されています。
1Fでは国会の仕事や建物に関する展示など。
速記の意味不明さにみんなで困惑
議場体験コーナーなんかもあります。
先ほど見えにくかった士農工商のレリーフも飾ってあったので、近くで見ることができました。
④とらや赤坂本店
電車で赤坂へ移動し、去年建て替えによってモダンな建物に生まれ変わった「とらや赤坂本店」へ(外観写真を撮り忘れたので下見の時の写真で)。
ガラス張りで明るい店内は、檜造りで高級感がありながらも落ち着いた雰囲気となっております。
地下に小ギャラリーもあるのですが、この日は展示準備期間中で入れませんでした
若干駅からも離れていますがお客さんはとても多くて、喫茶室では40~50分くらい待たされました(しかもお高い…)。
だいぶ時間をロスしちゃいましたが、こういうところで食べる機会もあまりないと思うので堪忍してつかあさい。
⑤美喜井稲荷神社
とらやのお隣にある小さな神社。
とらやが低層かつ外観が丸い形になったので、外からでもちょっと目立つようになった気がします。
こちらには猫様が鎮座していますが、由緒など詳しいことは分かりません。
社殿の蟇股にいる猫たちがこれまた謎。
右の赤いのは人だよね、ちょっとホラーな感じ
⑥豊川稲荷 東京別院
最後の訪問地「豊川稲荷 東京別院」は江戸時代の名奉行・大岡忠相(大岡越前)ゆかりのお寺です。
すっかり暗くなってきましたが19時まで開いててよかった。
名前も稲荷で大きな狐もいるけど、ここは「豊川吒枳尼天(だきにてん)」を祀るお寺なので間違えないように。
あと、19時まで開いてるわりに電灯がちょっと少なめだから境内はだいぶ暗めでした。
写真の加工も面倒なので、ここはそのまま載せちゃいます。
大岡越前の位牌を祀る「大岡廟」。
庶民向けの政策を行ったことから人気があり、時代劇でもおなじみの人物であります。
境内はそれほど広くないですが、七福神巡り、銭洗いなど参拝スポットは多めです。
神社じゃないのに、奥の院参道には鳥居があるのでややこしい
大きな狐のゆるきゃら像が置いてありましたが、暗くてもはや恐怖しか感じない
というわけで、今回はここまで。
企画した時は「訪問地も少なくて内容薄っぺらくなったらどうしよう」と心配でしたが、逆にいつもより時間がかかってしまう結果となりました。
待ち時間が長かったのだけは失敗だったかなと思いましたが、国会周辺散策が特に充実していたのでとても楽しかったです
それではまた次回以降の企画もよろしくお願いします。