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今回は東京を離れて川越へやってきました。
川越は、室町時代に太田道濯によって川越城が築城され、江戸時代には江戸の北の守りとして発展して「小江戸」と称されました。
明治時代の川越大火後に建てられた「蔵造りの町並み」が今なお残り、江戸情緒ただよう川越は人気の観光地となっています。
観光エリアがたくさんありどこに行くか迷っちゃいますが…今回は主催者おすすめの「川越城の歴史と一番街食べ歩き」コースで案内させて頂きます。

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①川越氷川神社

「川越氷川神社」は太田道濯や歴代川越藩藩主からも崇敬を受けた川越の古社です。

祀られている五柱の神様が家族であることから、家族円満、夫婦円満、縁結びのご利益があり、当日も結婚式や参拝客で賑わっていました。

人気のおみくじスポット「鯛みくじ」。

写真映えするスポットでもあります。

「人形流し」などもあり、こちらも人気でした。
主催者は今回で3回目の訪問なので、境内案内なんてちょろいです^^
…と思ったら、こんな立派な彫刻の本殿がチラ見できたのは知らんかった(汗)
暑い一日でしたが木陰や水辺では涼しさも感じられ、とても楽しく過ごすことができました。

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②川越城本丸御殿

幕末に建てられた本丸御殿の大広間と玄関部分に、別の場所で保存されていた家老詰所を移築復元して組み合わせたものが、現在の「川越城本丸御殿」です。

御殿内はとても広々とした空間ですが、それでも往時の8分の1程度です。

家老詰所では家老の皆さんが何やら作戦会議中。

幕末の品川沖にあった海上砲台「台場」について話し合っているようです(この「台場」が、現在の「お台場」の由来)。

武具なども飾られている「槍の間」。

天井にボールの跡??
戦後の一時期、中学校の校舎や屋内運動場になっていた名残だそうです。

少し地味な場所ではありますが、川越城の歴史を知るにはとてもいい場所だと思います。

静かな縁側で、庭を眺めながら休憩も楽しめます。

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お昼時だったので、近くにある駄菓子屋さん「小峰商店」でご当地グルメ・太麺焼きそばを食べてもらいました。

具材はキャベツだけというシンプルなもの。

案内があったので主催者は食べる暇がなかったのですが、こりゃ美味そうだなぁ。

これぞ昭和の駄菓子屋!

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③三芳野神社
古くから当地に建立されていた神社(社殿は工事中でした)で、川越城の築城後は城内に位置することになり、「お城の天神さま」として一般人にも参拝が認められていました。

しかし、参拝の帰りには厳しく調べられたことから「行きはよいよい、帰りは怖い…」と唄われるようになり、それが童謡「通りゃんせ」の歌詞になったといわれています。

女の子たちが貰っていた御朱印にも「通りゃんせ発祥の地」ってわざわざ書いてありました。

珍しいので写真に撮らせてもらえばよかった^^;

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本丸御殿から一番街への途中にも川越城の遺構や史跡があります。
まずは「中ノ門堀跡」。

川越藩藩主・松平信綱(知恵伊豆)によって造られたとされる掘で、川越城の掘の中で唯一現存しているものです。

市役所前には川越城を建てた「太田道灌像」。
のちに江戸城も建てた室町時代の武将で、右手に持つ山吹をきっかけに歌道にも通じるようになりました。

途中にあるレトロな建物なんかもちょこちょこ紹介。
写真は有名なレストラン「モダン亭太陽軒」、仮面ライダー電王の「ミルクディッパー」ロケ地ですがみんな知るわけないかガーン

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④時の鐘
2代藩主・酒井忠勝によって作られた「時の鐘」は火災で度々焼失しており、現在の鐘は川越大火後に再建された4代目です。

情緒のあるその姿は蔵造りの町並みとともに川越のシンボルとなっており、この辺に来ると観光客も激増します。

暑かったので冷たいものを食べて小休止です。

こちらは主催者のおすすめ醤油味の「醤遊アイス」(しまった、ピンボケした)。


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⑤旧山崎家別邸
一番街の裏手にある「旧山崎家別邸」にやってきました。
こちらは、川越の老舗菓子店「亀屋」五代目の隠居所として大正時代に建てられた建物です。

正面からも見えるステンドグラスが一番の特徴です。


大正モダンな洋室もありますが…


茶室や土蔵、和風庭園も備えた和洋折衷の建物となっています。


ガイドのおじさんの25分間の説明(実質40分)を聞きながら、じっくり見学してきましたイヒ

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⑥蔵造りの町並み(一番街)

小江戸川越でも一番の人気観光スポット。
川越大火(明治26年)後に建てられた蔵造りの商家群は、「大きな鬼瓦の屋根」や「黒漆喰の壁」、「分厚い観音開きの扉」を特徴としています。

下の写真は先ほど出てきた老舗菓子店「亀屋」。


一番街には今なお30数棟が現存し、新しい建物も景観に配慮して建てられているので、江戸情緒が色濃く残っています。

川越大火以前から建つ重要文化財「大沢家住宅」。

一見すると全部同じ?

いやいや、よく見ると各家で特徴的な部分はたくさんあります。

通りには町屋建築や明治大正期の洋風建築も混じっています。
「旧山崎家別邸」と同じく保岡勝也が建てた「旧山吉デパート」。

「川越まつり会館」では氷川神社の祭礼「川越まつり」の雰囲気も味わってきました。

当日撮った写真がイマイチだったので下見の時のものですが、よく見ると山車の人形が違う。

ちゃんと入れ替えられているんですね。

ちなみに、上の町並みの写真は午前中に撮ったもの(企画中は写真を撮る暇がないので先に撮ってきた)。

本当はもう夕方だったので、日も落ちかけてけっこういい雰囲気でした。

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⑦菓子屋横丁
昭和初期には70軒近くの菓子屋があったという「菓子屋横丁」。
現在、菓子屋は10数軒に減ってしまいましたが、ノスタルジックな雰囲気は今も十分に残っています。

遊び過ぎ(&おじさんの説明長すぎ)で夕方になってしまい、店じまいしているところが多かったですショック

開いているお店を見つけて、ここでも食べ歩き。

おすすめの「たこせん」が売っててよかった。

菓子屋横丁周辺には巨大な動物のオブジェがいくつか置いてあります。

これらは地元の発泡スチロールアーティスト・ヤジマキミオさんの作品。
いやぁ、川越には楽しいものがたくさんありますなぁ。


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一番街では最後に焼き鳥も食べました。

ここで終わるならビールでも飲んでよかったんだけどね、川越散策はまだ終わりませんぞ^^;

一番街を出て「大正浪漫夢通り」へ。

ここはかつて「銀座商店街」と呼ばれるアーケード街でしたが、平成に入ると商店街あげて新たな街作りが行われることに。
アーケードや電線がなくなったことで解放感があふれ、御影石の石畳が敷かれた通りには古き良き大正レトロ感が漂っています。

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⑧川越熊野神社
「おくまんさま」として親しまれている神社で、開運・縁結びのご利益があります。
中心街にあるので、夕方でも参拝客はたくさんいました。

参道にある「足踏み健康ロード」。
「たいして痛くね-だろ」とタカをくくると地獄を見るので注意!

境内社の「加祐稲荷神社」でお参りをした人は「運試し輪投げ」にチャレンジできます。

Yちゃんの投げた青い輪はこの後無事地面に着地しました(笑)

銭洗いや撫で蛇など、ここもたっぷり遊べる神社となっております。

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かつて酒造蔵、今は改装し観光施設となった「小江戸蔵里」で本日は解散。

今回は時間も長かった分疲れたと思うけど、普段は行かないような川越の名所を含めてたくさんのところを案内できました。

それでも、まだまだ行っていないエリアもあるので、また友達なんかと遊びに行ってみて下さい(サークルでもまた行きます)ニコ
ただ、当日は日差しが強く、帽子や日傘を持ってない女の子たちは本当に大変そうでした。

そういう姿を見ると僕も申し訳ない気持ちになってしまうし、紫外線はお肌にも良くないので熱中症対策はちゃんとして下さいねショック

夏もすぐそこでこれからの散策は何かと大変ですが、皆さんまたどうぞご参加下さい^^

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⑨小江戸蔵里

…と一度解散したところで、何人かの皆さんとは「小江戸蔵里」の大正蔵(ききざけ処)で埼玉の地酒を飲んできました。

500円でおちょこ4杯の地酒が飲める仕組みなので、興味のある地酒を飲み比べ。

暑い中たくさん歩いたので、みんな美味しそうに飲んで騒いでいました^^

年間500個アイスを食べる参加者男性が、ここまで来てまたソフトクリームを食べていました!

「ここはかつて蔵だったので当時の梁がそのまま使われています」と説明しようと思ったけど、みんな酒が入ってどうせ誰も聞きやしないのでやめたえーん

というわけで今回はここまで。

駅まで遠いのがまた大変でしたが、参加された皆さん、どうもお疲れ様でした^^