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去年、日本橋の下見をしていた時に偶然、天皇皇后両陛下を見かけた。

天皇陛下はわざわざ僕の方を向いて手を振りながら「主催者くん、たまには皇居にも散策に来なさい」と言っていた(ような気がする)。

陛下、遅ればせながら本日はみんなで皇居東御苑に散策に参りますぞ^^

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①気象科学館
皇居のそば、気象庁内に設置された気象や災害に関する学習施設。
気象観測の仕組みや、台風・地震・津波・竜巻など自然災害のメカニズム・対策が学べます。

入口ではマスコットキャラクターの「はれるん」がお出迎え。

実験コーナーでは雨粒の形を確認。

ほう、よくイラストで見かける涙型ではなく、おまんじゅう型なんだね。

震度測定マシンでは、なぜか自ら尻を振って地震を揺れを体験(笑)

水槽を使った津波シュミレーターがけっこうよくできています。

館内はさほど広くもなくレトロな感じも漂いますが、無料で十分楽しめる施設だと思います^^

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②平将門の首塚

平安時代、悪い朝廷の役人を倒して関東を制圧した平将門は独立を画策したことから、朝廷によって討伐されます。

討ち死にした将門は平安京にて晒し首になりましたが、首は胴体を求めて飛び立ち、現在の大手町に落ちたといわれています。

周囲は再開発工事中ですが、首塚には一切手をつけていない。

異様な光景ですが、都会の真ん中にあるので思ったほど怖くないし、拝んでいく人もたくさんいます^^

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③皇居東御苑

かつて江戸城本丸、二の丸、三の丸があった場所で、現在は「皇居東御苑」として一般公開されています。

入口は三ヶ所ありますが、今回は江戸城の正門・大手門から入ります。

江戸城に登城する大名になった気分で本丸まで登城しましょう^^

01.大手門

高麗門、櫓門から構成された枡形門形式となっており、正門にふさわしい立派な門です。

門内から撮影、城門と大手町ビル群の組み合わせが面白いです。

02.三の丸尚蔵館

皇室の方々から寄贈された美術品を展示しています。

あんまり広くはないですが、無料なのでこちらも見学。

04.下乗門跡、同心番所

ここは二の丸と三の丸の境界で、御三家以外の大名はここで駕籠を降りて徒歩で登城しました。

かつては濠で区切られ橋や門もありましたが、今は石垣しか残っていません。

写真でいえば、手前の人たちが歩いている場所に濠に架かる橋があった感じかな。

大名一行の監視を行った同心番所。

現在番所は3ヶ所ありますが、かつては城内にたくさんの番所が存在し入城者の監視を行ったそうです。

05.百人番所

二の丸内最大の番所で、甲賀組、伊賀組などいかにも精鋭が揃ってそうな百人の鉄砲隊が配置されていました。

反対側には番所を模した植え込みもあります。

「ここに番所の植え込み作ったら面白いかも」などと思いながら剪定した宮内庁職員がいたのかな(笑)

茶目っ気はあるけど、この場所けっこう地味だぞイヒ

06.中之門跡、大番所

本丸へと続く門で、登城する大名や家臣に権威をしめすために、巨石を使った立派な石垣になっています。

大番所は最後の番所で、位の高い与力や同心が勤めていました。

07.中雀門跡

本丸の玄関にあたる門で、御三家の大名もここで駕籠を下りなければなりませんでした。

江戸城は何度も火災で焼失しており、その度に再建されています。

ここの石垣には幕末の火事で焼損した跡が残っています。

08.本丸跡

ついに本丸跡に到着です。

今は芝生広場になっていて何も残っていませんが、かつては広大な本丸御殿が建てられており、将軍や家臣の仕事場である「表」、将軍の生活空間「中奥」、女性たちの生活空間「大奥」という3つのエリアに分かれていました。

御殿は幕末の火事で焼失後は再建されることなく、現在に至ります。

明治~大正期は気象台が置かれたり、正午を知らせる午砲台(通称ドン)が置かれていました。

片隅には天皇皇后両陛下が植樹された果樹古品種園も。

まだ実はちっちゃい。

果実はどうするんだろ、やっぱり天皇陛下が食べるのかな?

09.富士見櫓

江戸城に現存する三棟の櫓のうちの一つで、その中でも唯一の三重層櫓です。

江戸城天守閣がなくなったあとは、その代わりを務めた櫓でもあります。

10.松の廊下跡

「忠臣蔵」の冒頭部分、浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)が吉良上野介(きらこうずけのすけ)に斬りつけた場所です。

時代劇ファンにとっては超有名な場所ですが、今では石碑がひっそりと建つのみです。

11.富士見多聞

本丸のへりに建てられた多聞(石垣上に建てられた長屋造りの櫓)。

多聞もたくさんありましたが、現存する多聞はここだけです。

本丸側から見てもよく分からないと思うので、反対の乾通りから見た富士見多聞もどうぞ(4月に撮影)。

数年前に整備されて中も見学できるようになっています。

12.竹林

「若竹」をお印(シンボル)に持つ昭和天皇のご意向で植樹された竹林です。

たかが竹林と侮ることなかれ、ここには様々な種類の竹が植えられていて、その違いを見ることができます。

幹や葉の太さや色、形など様々でとても勉強になりました。

13.天守閣跡、天守台

江戸城の象徴でもあった立派な天守閣は1657年の明暦の大火で焼失し、翌年天守台のみ再建(これが今の天守台)。
天守閣は様々な理由から再建が見送られ、結局二度と再建されることはありませんでした。
つまり、250年続いた江戸時代の中で天守閣が存在したのは、たった50年程度だったんですねぇ。

天守閣再建運動もあるようですが、全て複製の天守閣ならあまり意味がない気も。

クロマツ一本だけが建つ天守台だけでもいいじゃん、僕は味があって好きだ。

14.桃華楽堂

「桃」をお印に持つ香淳皇后(昭和天皇の奥さん)の還暦を記念して建てられた音楽堂。

外観も珍しいですが、屋根の上に置かれた金の雛人形もポイント(こんなの普通は気付かない)。

15.汐見坂、白鳥濠

かつて日比谷入江が見えたことからその名がついた汐見坂と、すぐそばの白鳥濠。

石垣もよく見ると様々な種類があり、この辺の石垣は自然岩をそのまま利用したものが多いです。

登城中に見た巨石の立派な石垣より、こういうワイルドな石垣の方が地震に強かったりします。

16.二の丸雑木林

江戸時代は御殿が建っていた二の丸は現在、雑木林などの自然の宝庫に。

都会のど真ん中とは思えない、豊かな自然が広がっています。

各都道府県の木なんかも植えられています。

17.二の丸庭園

二の丸東側には江戸時代の庭園が再現されています。

入口付近にある諏訪の茶屋は吹上御所から移設されたものです。

ツツジが綺麗と聞いていましたが、今年はすでに見頃を過ぎ去っていましたショック

桜も早かったし、今年は全体的に花の見頃が早めなのかな?

都内の有名庭園より人は少ないので、のんびりと散策できます。

当日は日差しが強く、写真も撮りにくかったです。

色合いもおかしいなぁ、僕のカメラの腕前もイマイチ上達しない。

最後に、園内で見た花や緑を何枚か。


昔の皇居正門の街頭が飾られていました、土台が獣の足になっていて面白い。

江戸城の遺構見学が中心で若干地味でしたが、都会に住みながらも東御苑が初めての方もいたので、案内出来てよかったです^^

ここは自然も多く四季の花々によって散策の雰囲気も変わると思います。

紅葉も綺麗らしいので、また秋頃にでも開催してみたいと思います。

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予想はしていましたが、いつもより全然早めに終わってしまった!

みんなもまだ元気だったので、少し歩いて日比谷方面へ向かいます。

途中にあったのは現存する三棟の櫓の一つ・巽櫓。

奥に見えるのは先ほど見てきた富士見櫓でした。

途中で明治生命館を見学(コースにはなかったのでブログ掲載は適当)。

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日比谷では、先月新登場した「新ゴジラ像」を見学。
「シンゴジラ」のゴジラ(第四形態)をベースにした迫力あるデザインとなっています。

細い腕と長い尻尾が特徴です。

ウルトラマンのOPの影絵風に撮影。

蒲田駅に「蒲田くん像」もはよ建てろやイヒ

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主催者のマニアぶりが炸裂したところで、今回は終了です。

夏場の散策は熱中症の危険性もあるので、夕方前~夜の企画や今回のように早めに終わる企画になります。

今後参加される方は暑さ対策や日焼け対策もお願いします風鈴

ではまた次回以降の企画もお願い致します^^