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病み上がりでしたが、今回も土日連続で頑張ります。
今回は御茶ノ水~湯島散策ということでコースを決めましたが、この辺もたくさんの名所があり、どれも取りこぼすことができずに結局タイトなスケジュールになってしまいました(汗)
一部駆け足なところもあると思いますが、今回もよろしくお願いします。
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①明治大学博物館
JR御茶ノ水駅から歩いてすぐのところにある明治大学・アカデミーコモン。
その中にある「明治大学博物館」からスタートです。

「明治大学博物館」では大学史展示室、商品部門、刑事部門、考古部門が常設展示され、訪問日は企画展・中国革命宣伝画展も行われていました。
中国革命宣伝画展では当時の指導者・毛沢東のポスターなどを展示。

トチ狂っていた時代ではありますが、イラストや造形物として見るとけっこう面白い。

いよいよ常設展示へ。
商品部門では漆器、染織品、陶磁器など伝統工芸品を展示。

石器や土器、埴輪などを扱う考古部門。

そして一番の人気(?)エリア・刑事部門へ。
まずは江戸時代の捕者具、拷問具、処刑具などの展示。

時代劇でもおなじみ火罪木、磔柱、獄門台。
当時の処刑は公開の見せしめであり、現代じゃ考えられないけど娯楽でもあったと言われています。

ギロチンと鉄の処女。

鉄の処女は中に人を入れて扉を閉じることで、内部の針が全身に刺さって死に至らしめるという恐ろしい処刑道具。

…と思ったのに針は後付けされたもので、その存在すら怪しいものらしい。
ウィキによれば実際は針も顔部分もないドラム缶のようなものであり、要するにドラム缶から顔だけ出させて衆人に晒すことで辱める道具だったようです。
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②ニコライ堂
正教会の大聖堂で、正式名称は「東京復活大聖堂」。
日本で正教伝道に尽力したロシア人大教主・聖ニコライが建設に着手し、1891年に完成しました(その名称も聖ニコライにちなみます)。
関東大震災で被害を受けますがのちに復興し、現在は国の重要文化財に指定されています。

日本最大級のビザンチン様式大聖堂であり、ドーム屋根、大小の鐘で構成された鐘楼が特徴。

日本語が書かれているフレスコ画、八端十字なども珍しいです。

撮影禁止なので写真はありませんが、美しい聖堂内部も見学してきました。
特に日曜は礼拝の最中で、普段なじみのないキリスト教礼拝の厳かな雰囲気を味わえました。

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③湯島聖堂
ニコライ堂から聖橋を渡ると築地塀の通りが見えてきました、「湯島聖堂」に到着です。

「湯島聖堂」は孔子廟であり、孔子銅像もあります。
世界最大の銅像らしいけど、本場中国にはもっと大きなものはないのかな?

当地は1690年、五代将軍綱吉が建設した孔子廟「大成殿」を起源とします。
のちに幕府直轄の学校「昌平坂学問所」も作られ、学校教育発祥の地としても知られています。

関東大震災後に再建された現在の大成殿。
黒で塗られ洗練された落ち着いた感じのデザインです。

緑の屋根の上にいる霊獣・鬼犾頭(きぎんとう)と鬼龍子(きりゅうし)も目を引きます。

大成殿内部には孔子像や四賢像が祀られているほか、霊獣の説明板やお土産コーナーなどがあります。

湯島聖堂は孔子廟なので、神社やお寺とは違った独特の雰囲気があります。
大成殿内部が公開されている土日祝に訪ねるのがやはりベストでしょうな。

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④神田明神
730年、現在の大手町付近にだいこく様(大己貴命)を祀る神社として創建されました。
のちに周辺で天変地異が発生し、それが近くに祀られている平将門の呪いとされたことから、祭神として併せて祀ることに(写真は大手町・将門の首塚)。

江戸時代に現在地に移転し徳川幕府からも崇敬を受けましたが、明治時代になると朝廷の逆賊である将門は祭神から外され、代わりにえびす様(少彦名命)が祭神に。
1984年に将門もようやく復権し、三祭神を祀る神社として現在でも人々の崇敬を集めています。

去年初詣に行って人の多さにたまげましたが、もう1月も半月経つし人も減っただろうな~。

…と思ったらこの有様ですよ、さすが都内の有名な神社はすごいな。
今後の予定もあるので、ここでの参拝は諦めてもらって境内散策をしましょう。
だいこく様の写真を撮り忘れたので、随神門のだいこく様彫刻。

だいこく様は因幡の白兎と関係が深いので、境内ではずっと因幡の白兎の歌?が流れていました(妙に耳に残る)。


こっちは可愛いえびす様。

「銭形平次」の平次親分は明神下の長屋に住んでいたので、それを記念した碑なども。

神田明神には御神馬あかりちゃんもいます(下見の時の写真)。
当日は参拝客も多く、近くで子供が騒いでいたのでちょっと元気がなかったな。

ちなみに土曜日はガレッジセールがロケしてました。
何の番組だろう、僕らも映りこんでいるかもしれないので見た人は教えて下さい(笑)

神田明神の近くにある「神田の家・井政」。
江戸時代からの材木商・遠藤家の店舗兼住宅で、昭和初期の建物は千代田区の有形文化財に指定されています。
現在は遠藤家の調度品展示や季節に合わせたイベントを開催しています。

続きは次回へ。