普段は営業なので

よく会社で

「お前は何をやりたい(売りたい)んだ?」

と聞かれます。


コンサル営業なので

商品があるわけではなく

提案を売る仕事だからこういう質問になるわけですが。


いつもこれを聞かれると困ります。

「一番儲かるものです」

と答えて周りを困惑させてしまう(笑)

別に金の亡者なわけじゃなくて

仕事の価値は儲けで測るものだと思うからなのに…。


「新しいイベントとかやってみたいです」とか

「デジタル広告の提案がしたいです」とか

そういう答えを求めてるのは分かってはいるんですが。


だって

仕事なんだから、やりたいとかやりたくないとか

その自分の私情いる?

どんな仕事だって全力でやるし

求められてることに120%で返そうと思ってる。

新しいことはそれだけ大変なことだと分かってるし

それをやりたいというだけで

実績もないのにお客様を巻き込む?


クリエイターには多いですけどね。

この仕事やりたくないとか、普通に言われる。

それがパフォーマンスを左右するのであれば返しようがないのですが。。


でも営業は

お客様がやりたいことを引き出して

実現するために何を提案するか、であって

自分が何を売りたいかなんてどうでもいい気がしてしまう。

会社が会社の戦略として売りたいものならまだしも。

お客様に必要とされたことなら

どんな仕事だって大事だし最善の提案をする。

そのための準備を常にしておく。

それだけだと思うのにー。

いや、ほんとは心の底にはやりたいことも色々あります。

でもそれを仕事の第一目的にはしていない。

それを答えたらそれをやれって言われるのが嫌なんです(笑)


何がやりたい?の質問の裏側には

お前、自分でやりたいって言ったんだから何があっても責任持ってやるよな?

という意思確認もある気がしています。

そんなことは確かめなくても

仕事として当たり前のことなのに。

やる気があるから何でもできるわけじゃないし

やる気がないならそれ以前に仕事に対する姿勢の問題。

でもただ淡々とやっているのは

時に物足りなく写るようで。

目標は120%達成してるし

戦略だってちゃんと立ててるし

その通りに動いてもいるつもりなのになー。


起業入門コースで

売りたいものは売れない、ってはっきり言われたとき

あー私が営業ながら一番感じていた違和感は

これだったんだ、と思いました。

起業入門コースレポ②好きなものは売れない


売りたいもの、好きなものを売る営業がよしとされる中で

自分から売り込まない営業であるわたしが

なぜか成果が出たわけを

いつも「ラッキーだね」で片付けられることに

ずっともやもやしていたんですよね(笑)


売りたいものは、会社でやれば、数打てば当たる理屈で確かに売れることもある。

でも求められてるものを売ったほうが

どんどん信頼されて仕事が増えて

何でも言えるようになって

結果やりたいことがやれてたりする。


どっちが一般的なのかはわからないけど

売りたいものを売る営業じゃなくていいんだ

と思えたことで

大分楽になりました。






たまにはそんなひとりごと。