入院・手術の闘病日記(7)~退院、だが、~ | 潰瘍性大腸炎を抱えながらもウルトラマラソンに挑戦し続ける普通のサラリーマンのブログ

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潰瘍性大腸炎になり10数年。”病に負けず努力すれば何事も達成できる!”とサロマ湖100kmウルトラマラソンに挑戦・完走!病と闘いながら自らの夢を追い続け、病で苦しんでいる人に勇気を与えて行けるように日々精進しています。

7月31日
股の間に入った管2本からの排膿が進み、当面の腫れが引いたことで順次2本の管を1㎝ずつ短くしていき(排膿の為、5㎝程管が体内に入っていました。)退院3日前に全ての管を撤去しました。


しかし、担当の執刀医のY先生からは「当面の腫れが引いたというだけで、根治的な瘻管を取り除いたわけではありません。しばらく通院治療をして症状が沈静化した段階で根治的治療をしたほうが良いです。」
とのお話を聞いておりました。
とりあえずの退院であり、

近い将来再度入院、手術があることを覚悟しないとならない

事を示唆していました。


が、とにもかくにも退院したので入院生活中「軟菜食(5~7分粥と野菜中心のおかず)」ばかりであったので、大好物のトンカツや焼き肉を食べれると意気揚々としておりました。
さらに、退院前1週間の睡眠を阻害された”怪獣おっちゃん”ともお別れ。
退院したその日から熟睡できることの喜びを感じていました。(それくらいすごい”攻撃”でした。)


退院翌日、会社に行くも”手続きを踏まない復職”と言うことであまりいい受入れではない雰囲気でした。
会社曰く「退院即復職」はどうも許されないらしく


①、退院後の経過が良好なことを証明する診断書を取得すること。
②、その診断書には○/○から復職可能であるとの一筆がいること。
③、その診断書を会社経由で会社指定の「産業医」へ提出し面談の日程を決定すること。
④、産業医との面談を行い、復職についての条件(外業がダメ、残業がダメなど)を協議した上で復職日を決定すること。
⑤、復職日に出社。


という手順を踏みなさいとのことでした。


”そんなこと一言も入院中に言ってこなかったじゃないか!”

”ただの一回も見舞いにも来ないくせに!”
と、憤懣やるかたないのですが、

中途入社の虐げられている身分

を顧みてじっと我慢するのでした。
確かに①~⑤の手順を踏むことが会社の規定なんですが、これは会社の責任逃れ以外何物でもない。
復職後、何か不都合があった時には

「会社が復職を判断したのではなく、医師と産業医の判断で復職したという」

証拠が欲しいだけなんです。
”なんと!社員に冷たい会社か!”

と思ったのは言うまでもありません。

(まぁ、企業は多かれ少なかれこんなものですが。)


そんなこんなで、私は退院翌日から、”快く迎えられない復職” をしたのですが、ここから二日おきに通院をして経過観察をしていきます。
初めの1週間目(8/1~)の通院ではさほど出血・腫れがなかったのですが、2週間目(8/7~)以降からどうも出血が尋常ではなく、再び化膿しての出血が再発してきたようでした。
この間、無理のないように業務を行ってましたが、さすがにお客様の前での仕事が辛く、潰瘍性大腸炎の諸症状(腹部の不快感、度重なる便通、粘性便の繰り返し)がありヒヤヒヤモノでした。
ロンドンオリンピックの男子マラソンは自宅での観戦ができたのですが、その頃は患部の腫れが再燃し、翌日(8/13)の診察でどうしたものか相談しようと思っていました。


そして、8月13日
お盆前の診察で外科部長のN先生から


「とても、外来治療では対応できないねぇ。もう一回入院しようか」


の言葉を聞くことになります。



続く


【参考】

産業医

潰瘍性大腸炎の主な症状はどんなもの?