犬吠埼灯台
千葉県銚子市
令和6年(2024年)1月25日㈭ 撮影
*犬吠埼灯台
千葉県銚子市の犬吠埼に立つ第1等灯台。水郷筑波国定公園内に位置する。世界灯台100選、日本の灯台50選に選定され、Aランク保存灯台。2010年に国の登録有形文化財に登録を経て、2020年に国の重要文化財に指定された。
日本に5つしかない最大の第1等レンズ(1等4面フレネル式閃光レンズ)を使用した第1等灯台である[。電球は400ワットのメタルハライド電球を使用し、110万カンデラの光を放つ。灯塔高 (地上から塔頂までの高さ)31.3メートルで、煉瓦製の建造物としては尻屋埼灯台に次ぐ、日本第2位の高さである。 設計、施工監督者はイギリスから招いた灯台技師、リチャード・ヘンリー・ブラントンである。建設当初より白色塔形(円形)の煉瓦造灯台である。、この煉瓦は内務省の土木技師中沢孝政によって生産が試みられた初の日本製(新治県香取郡高岡村、現在の千葉県成田市高岡)であり、およそ19万3000枚が灯台本体のほか、付属施設にも使用されている。ブラントンは当初、日本製煉瓦の使用に反対したといわれ、その強度に不安を感じたためかそれまでの灯台の構造とは違って二重構造になっているが、140年以上の風雪に破損されることも無く耐え今日に至っている。
wikipediaより引用
灯体の敷地内へ入ります。
■灯台の見学
【入場時間】 08:30~16:00 年中無休(風雨等天候状態や業務の都合で中止の場合あり)
【入場費】 寄付金として200円(小学生以下無料)
重要文化財 犬吠埼灯台
高さ31.3メートル、明治7年(1874年)竣工
灯台に入ります。
一階
リチャード・ヘンリー・ブラントンの胸像
*リチャード・ヘンリー・ブラントン(1841 - 1901)
イギリスのスコットランド出身の土木技術者で、明治政府に灯台建設主任技術者として雇われ、明治初期の灯台建設を指揮した。勤務していた7年6ヶ月の間に灯台26などを設計した。このため「日本の灯台の父」と讃えられている。
狭い階段を登り
80弾
途中からは鉄製の階段
99段を登りレンズ室に到着
レンズ室
レンズ室横に設置されている展望台に出ました。風が強い
再び階段を降りて
灯台の外に出ました。
灯台の脇にある犬吠埼灯台資料展示館
犬吠埼灯台の歴史、機能・役割について展示されている資料館。2002年(平成14年)開館。沖ノ島灯台で使われた国産第1号の1等レンズや、霧笛舎、犬吠埼灯台の初代レンズ(フレネル式第1等8面閃光レンズ)、尻屋崎灯台で使われた霧鐘など、貴重な資料が多数展示されている。
沖ノ島灯台(福岡県宗像市)で使われた国産第1号の1等レンズ、。1921年(大正10年)に設置され、2007年(平成19年)まで使われ続けていた。
東京灯標で使用された3等レンズ
重要文化財 旧犬吠埼霧信号所霧笛舎
1910年(明治43年)竣工。霧笛号業務開始。 2008年(平成20年)廃止。。 2012年(平成24年)国の登録有形文化財に登録。 国の重要文化財に指定
旧犬吠埼霧信号所霧笛舎は内部も公開
旧犬吠埼霧信号所霧笛舎内に展示されてる
犬吠埼灯台初代レンズ
1874年(明治7年)の初点灯より犬吠埼灯台にて使用していた初代レンズ(仏製1等八面閃光レンズ)1951年(昭和26年)退役。その後愛知県犬山市の明治村にて保存、 2002年(平成14年)犬吠埼に戻る。
灯台前の日時計
白い丸型郵便ポスト
2012年(平成24年)3月14日に灯台を管理する銚子海上保安部と銚子郵便局が協力し、茨城県神栖市内の集配センターで保管していた1960年製造の丸型ポストを白い犬吠埼灯台に因んで白く塗った白い郵便丸型ポストが設置されている。