最乗寺  

神奈川県南足柄市

令和6年(2024年)4月4日㈭ 撮影

大雄山駅から伊豆箱根鉄道バスに乗り10分、終点の道了尊に来ました。時折小雨がぱらつく曇り空
バス停の先は最乗寺へ向かう参道

*最乗寺

神奈川県南足柄市にある曹洞宗の寺院。山号は大雄山。1394年(応永元年)、峨山五哲である通幻寂霊門下の了庵慧明によって開山され、東国における通幻派の拠点となる。通幻門下は各地で公共事業を行い民心をつかむが、最乗寺にもこの地で土木工事を行ったという了庵法嗣の妙覚道了(道了尊)が祀られている。 地元では寺全体が「道了さん」とよばれ親しまれている。修行道場として僧堂を設置している。

平日の午前、参道には誰もいません。
石段を登り
三門が見えてきました。

最乗寺三門は高さ22m、2003年(平成15年)に完成。

三門を潜り


まだ石段は続きます。
誰ともすれ違わず、曇りの日だとちょっと怖い雰囲気、あまり夕暮れ時には歩きたくない道



最乗寺の境内が見えてきました。
瑠璃門の先は最乗寺境内

瑠璃門を潜ると正面に見えるのは大書院
大書院は1957年(昭和32)年建立

真如台と称する。僧侶と檀家、信者との会見が行われる場。
総受付のある白雲閣にて

御朱印を頂きました。
本堂(護国殿)
本堂は1954年(昭和29年)再建



金剛書院(開山堂)
金剛書院は1961年(昭和36年)再建

南足柄市指定文化財 松平大和守直基の墓
将棋の駒の形をした墓石 
松平 直基(1604−1648)

江戸時代前期の大名。結城秀康の子、徳川家康の孫子。
姫路城主であった慶安元年(1648年)に死去、直基自身が信仰の深かったつ最乗寺に葬られた。後に圓教寺(兵庫県姫路市)に分骨された。

南足柄市重要文化財 多宝塔 

1863年(文久3年)建立。神奈川県下で現存する唯一の多宝塔。




圓通橋(えんつうきょう)・御供橋(ごくうはし)

 橋長9mで、1974年(昭和49年)建設。 圓通橋の中に御供橋が並行しており、御供橋の部分は昔段は通行できないようになっている。 



圓通橋から見た洗心丿滝と清瀧不動堂

圓通橋を渡ると結界門(けっかいもん)

結界門は1897年(明治30年)の建立、左右に建つ天狗像は1936年(昭和11年)に寄進。


*結界門から先は「これより内は不浄の者入るべからず」この門からは道了尊の浄域。

最乗寺HPより


結界門から先、77段の石段を登ると
御神殿(妙覚宝殿)

御真殿の高下駄


奥の院へ続く354段の石段
息を切らしながら登ります。


長い

左右に天狗像




奥の院に着きました。
再び石段を降りて
本堂へ

慧春尼堂(えしゅんにどう)

慧春尼の像を祀る堂

*慧春尼(えしゅんに、生年不詳 - 応永15年5月25日(1408年6月19日))は、室町時代前期の曹洞宗尼僧。最乗寺を開いた了庵慧明の妹。


最乗寺の開祖了庵慧明の廟





再びバス停へ