

*済生館(さいせいかん)
山形県山形市の旧済生館病院本館。1873年(明治6年)に私立病院として設立され、1878年9月に当時の県庁そばに本館が竣工した。1966年12月に国の重要文化財に指定。1967年7月に霞城公園内に移築され、1971年4月 - 山形市郷土館として開館。
移転復元となった旧済生館病院本館は、建物の保存や文化財活用の観点から、「山形市郷土館」として1階と2階の一部と蒐集した文献等が展観公開されることになった。主な展示物として医療および医学教育に関する資料、漢方および西洋医学資料、山形城や郷土の歴史関係の資料が展示されている。なお、2009年4月から入館料の徴収は撤廃された。
旧済生館病院本館は、3層楼なのに実は4層、ドーナツ型の1階部、2階は直径10メートルほどの柱のないホール、中3、4階へは螺旋階段、そしてステンドグラス。 内部構造は大変ユニークで、2階は16角形のホールで中央に柱は1本も立っていないのにもかかわらず、ホール上部に中3階・4階がのっている。これは当時日本に入ってきたばかりのトラス構造を利用して支えられている。さらに、16角形から8角形へ楼の形を変えるのに際して使われているのは多宝塔上層部をくみ上げる工法で、日本古来の建築にも熟達した人物の指揮があったことがうかがえる。
wikipediaより引用
