

平成22年(2012年)6月5日(火)
周囲を港湾地区の工場に囲まれた六渡寺駅。
駅前の道路はダンプやトラックなど大型車両が行き交う、人影はまったく見当たらず。


そんな殺風景な六渡寺駅前にひときわ目立つ建物。登録有形文化財、新湊のロンドンと呼ばれた
旧南島商行本店(現牧田組本社)
六渡寺駅の観光案内板によると
大正4(1915)年、イギリス人技師の設計と伝わる、木造レンガ張りの建物。
当時は洋風建築が珍しく「新湊のロンドン」と呼ばれ、見物人が多く訪れたとのこと。
97年後の朝、この時の見物人は私ひとりだけでした。

次の下り電車は
六渡寺853発 越ノ潟行き
車両はMLRV1000形1006 「アイトラム」
乗客は3人。六渡寺発車後、庄川橋梁を渡ります。

終点の越ノ潟が近づく頃の車内は私の貸切状態。

越ノ潟910着。これにて万葉線全線乗車。
もっとも万葉線に乗るのは初めてではなく今回が三度目。
初乗車は平成14(2002)年7月、二度目寝平成18(2006)年6月。

越ノ潟駅の目の前、数10メートル先の
富山県営渡船 越ノ潟発着場
通称「越ノ潟フェリー」、富山新港の渡し舟乗り場。
乗り換え時間1分ほどで電車から船への乗り換えができます。
おそらく日本一容易な"電車~船への乗換"では?

越ノ潟フェリーは無料、改札もありません。
万葉線の接続を受けて越ノ潟発着場916発

吹きっさらしの2階客席。
乗客は私と地元(らしき)の人二人のみ。

乗船時間はわずか5分。
今年秋に開通予定の新湊大橋。
橋の開通とともに、越ノ潟フェリーは廃止とのこと。


堀岡発着場に到着。
「無料」ということで、用もないのに船に乗ってしまいました。

対岸の海王丸パーク、保存されている帆船海王丸が見えます。