

平成24年(2012年)3月20日(火) 春分の日(祝)
休日の午後でも人通りは少ない福井の中心街、両脇に商店が立ち並ぶ駅前電車通り。その路面に敷かれた軌道と停留所。
福井駅から徒歩数分の福井駅前停留所から福井鉄道福武線に乗ります。
平成11(1999)年3月の福井鉄道初乗車、平成15年(2003)年7月の2度目の乗車以来、約9年ぶり3度目の乗車。
福武線福井駅前~市役所前は0.3㎞は通称「ヒゲ線」と呼ばれる支線。
福井駅前1443発 田原町行き
880形2連に乗車。きっぷは福井鉄道・えちぜん鉄道共通1日フリーきっぷを使用。
乗客はわずか7~8人、先ほど乗ったえちぜん鉄道とは対照的な空いてる車内。

名鉄から譲渡された880形、廃止された名鉄美濃町線にで乗って以来、久しぶりに乗りました。
名鉄時代は赤だった車体色も福井鉄道では白をベース。
市役所前で福武線の本線(越前武生~市役所前~田原町)と合流、路面を走り、田原町1451着。
田原町はえちぜん鉄道三国芦原線との接続駅。

先ほどえちぜん鉄道の車内から眺めた田原町、えちぜん鉄道は駅員配置、福井鉄道は無人駅、時代に取り残されたかのような古いホーム。

ホーム先の車止めの手前にに停泊中880形。隣の線路はえちぜん鉄道三国芦原線。
駅周囲は学校や図書館、美術館などの文教地区、特に目につくものはないので、折り返し列車に乗車。

田原町1503発 福井駅前経由 越前武生行き
市役所~福井駅前を重複して走る、なんとも複雑な列車です。
市役所前から「ヒゲ線」に乗り入れ福井駅前1511着、
4分間停車したのち進行方向を変えて再び市役所前へ、
市役所前1520発からは再び進行方向を変えて(三段式スイッチバックのようなもの)、越前武生へ向かいます。運転手は前後の運転台を2度も行き来。
文で書いてもわかりずらいですな。

足羽川を渡り、木田四ツ辻を過ぎると軌道から鉄道線に入ります。
車窓は次第にローカルな風景になり、越前武生1609着。
福井駅前から所要時間58分、何とも長い、福井駅前~越前武生。

立派な駅舎、駅員配置駅の越前武生。
8年ぶりに乗り降りする越前武生、8年前の駅名は武生新。
平成22年3月に武生新→越前武生と駅名改称されたとのこと。

越前武生駅から徒歩3分ほどにあるJR北陸本線の武生駅。
乗客数に比例するかのようにこちらの駅前のほうが栄えています。
福井~武生でほぼ並行して走るJR北陸本線と福井鉄道福武線。
JR 福井~武生 運賃340円 所要時間約20分(普通)
福井鉄道 福井駅前~越前武生 運賃390円 所要時間約50分
運賃、所要時間ともJRが有利!福井~武生で福井鉄道に乗るのは乗り鉄だけか?

武生ではこの日唯一の観光?、
「藏の辻」、藏が連なる通りを見に行きました。