タイトルから連想して、風俗巡りではありません(笑)。
先週に引き続き、東京上野周辺の旅を続けます。
鶯谷駅を降り、ラブホ街に背を向け反対方向に向かい、寛永寺の墓地を横目に坂を上がり、上野方面へ向かいます。周りは運転手休憩中のタクシーばかり。

無駄で意味なし日本放浪記-200912021144000.jpg殉死者の墓の碑。江戸幕府3代将軍徳川家光の病没直後に、後を追い自刃した家臣たちの墓。戦国時代の下克上から太平の世の忠臣へと武士の生きざまが変わった時代の話。

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上野の国立科学博物館わきにある輪王寺。かつての寛永寺の門が保存されています。門の前には柵があり、現役の山門ではなさそう。
無駄で意味なし日本放浪記-200912021200000.jpg来た道を引き返し、先週訪れた徳川霊廟前を通ります。さらに谷中の方向へ向かうと寛永寺に出ます。かつての広大な寺領であった寛永寺も、現在は上野の奥のひっそりした場所にあります。まさに栄枯衰勢。本堂は明治時代に川越喜多院から移筑した建物。
寛永寺を出るとすぐに谷中墓地です。

無駄で意味なし日本放浪記-200912021220000.jpg墓地石内を歩くのは日中でもやはり怖い…。時折カラスの姿や鳴き声が…。
谷中墓地の一角には旧天王寺五重塔跡。幸田露伴の「五重塔」の小説の舞台となり、第二次大戦の戦災を免れた五重塔も、1957年の放火で焼失しました。跡地には落ち葉が積もり、わびしさが漂ってます。