日本のパンクキッズは、このアルバムを待っていたのではないでしょうか。
2000年、自主制作ミニアルバム『Stupid』から始まったELLEGARDEN。
2008年に活動が中止されてから15年、アルバムリリースは16年ぶりということで昨年12月、
『The End of Yesterday』が発売されました。
アルバム全体を聞いた印象は、独特のゴリゴリ感はあるものの、かつての粗々しさ、刺々しさにやや丸みを感じました。
パンク(Punk)というよりロック(Rock)な印象です。
これは悪い意味ではなく、16年という時間の経過の中で、メンバーのエルレ以外での活動の経験による音作りの幅の広がり、彼らに影響を受けたバンドが音楽シーンに多く出てきたことにより、パンクバンドの音を耳にする機会が増えたことによる"慣れ"、そしてプロデューサー/エンジニアのZakk CerviniとRobbie Hiserのマスタリング=音作りによるものだと思います。
とはいえ、iTunes総合トラックチャートで1位を獲得した先行配信曲であり、アルバムの1曲目を飾る「Mountain Top」をはじめ、すべての曲は、ファンを裏切らない、というより期待値以上の楽曲であることは間違いなく、トータル40分少々であるながら存分に楽しめます。
また、アルバムはロスで制作されたのですがラストの「Goodbye Los Angeles」。
まあ、酔ってたね
でも楽しかったよ
昨日は最高だったよ
もうほとんど完了だね
あと数日を残すだけ
忘れられないたくさんのシーン
(中略)
さらば太陽の街
僕がまた昨日の終わりに戻ってくるまで
昨日の終わりに
昨日の終わりに
と、アルバム制作がまもなく終わるという時期に書かれたようでもあり、アルバムのタイトルと同じリリックが印象的で、このアルバムへの思い入れが強いことを感じ取ることができます。
披露宴に絡めるならフィナーレとリンクしているようでもあり、事実、すでに退場曲でこの曲をリクエストをいただいていています。
情緒的なメロディもフィナーレにマッチしていると感じます。
ハイスタ(Hi-Standard)やモンパチ(MONGOL 800)、ワンオク(ONE OK ROCK)、Green Dayが好きな新郎新婦には、ぜひ使ってほしい1曲です。
追伸
この『The End of Yesterday』は、『第15回CDショップ大賞2023』の入賞作品としてノミネートされています。
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