月を見る夜 | Stay Hungry, Stay Foolish

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仕事90%で突っ走ってきたこの7年。そろそろ形にする時がきたかな。

今夜は中秋の名月。


実家の福島で、皓々と光る月を眺めていた。



「月がきれい」と思ったのは何年ぶりだろうか。

そもそも月を見る、ということをほとんどしていなかったかもしれない。



電灯がなかったいにしえの人々は、

夜は月が頼りで、

月の満ち欠けにはすごく敏感だったんだろう。

満月、とりわけ秋の見事な満月を見ることは、

今よりはるかに、1年の大事なイベントの一つだったはず。



そして今、都会では夜も光に困ることはなく、

一年中、朝も夜も明るい中にいて、

誰もが月のことなど気にしていないように思える。

「お月見」という行事は残っているけれど、実際やっている人は少なくなっているのではないのかな。



平安時代の貴族が庭の池で月見をする情景を思い浮かべてみる。


「人生を楽しむ」ということは、

実はすごく単純なことなのかもしれないな、


そんなことをふと思った。