昨日、取引先の社長のお母様が亡くなったということで、
松戸までお葬式に行ってきた。
帰り、お腹がペコペコだったので、
北千住の駅の構内のお好み焼き屋さんに入る。
駅の構内にしては、ちゃんとキッチンがあって、客席もそこそこ多い普通のお好み焼き屋である。
私が頼んだのは、お好み焼きと焼きそばが半分づつのセット。
食べてみて、
どひゃー。
どーやったら、
ええ、いったいどーやったら、
焼きそばとお好み焼きが、
こんなにまずく作れるんだろう????
と疑問になるぐらい
激マズ
だったのだ。
めんも、ソースも、焼き方も、ダメダメのダメ。
粉モノって、ちょっとした工夫で美味しくなる庶民の食べ物なのに、
ここのは「美味しくする工夫」が全く見られない。
ていうか、ここの人たち、「味覚」ちゃんと持ってる???
こういう人は、これを商売にしちゃいかんよ。
焼きそばなど、私がスーパーのパックを使って作った方がよっぽどウマいわ。
ここで一句。
「粉モノや
「工夫」を抜いたら
ただのエサ」
一方で。
最近うちの近くにできたパン屋さんがある。
小さな小さなお店で、30代とおぼしきかわいいお姉さんが一人でやっている。
ここのパンが、生地が「もちもちして」めちゃくちゃ美味しい。
なんていうか
「もちもちぶり」がハンパじゃないのだ。
食べるとまずもちもち感にびっくりして、
噛んでいると小麦の自然な甘さがふわっと口の中に広がる。
なんて言うか、「幸せな気分になるパン」なのだ。
おそらくだが、このお姉さんが自分で考案した製法があるのだろう。
中に入れるチョコも、クリームも、餡もこだわっていて、
もちもちの生地に合うようにできている。
特にチョコパンのとろりとしたクリームは、もうやみつき。
あんパン260円、チョコパン260円、白いプレーンなパンでも160円と、決して安くないし、
そしておそらく何の宣伝もしていないはずなのに、
近所の人の口コミで開店後2ヶ月で行列ができ、
朝8時半にあいて、9時半にはすべて売り切れという繁盛ぶり。
レジをしているとき、お姉さんに聞いてみた。
「もっとたくさん作らないのですか」
お姉さんいわく、
「たくさん作れないんです。
私が一人で作るので、
大量にやると手のひらの力が出せなくて、
もちもち感が出ないんですよ」
たかが粉モノ、されど粉モノ。
みんなが大好きな粉モノだからこそ、
安価に手に入る粉モノだからこそ、
味に対しては他のものよりはるかに厳しい。
このお姉さんは、そのことをよく知っていたのだった。