うちみたいに小さい会社だと、
社長はやることが多くて、明日から仕事がなくなったらどうしようという恐怖と戦いながら、
雑務から営業、職人仕事まで、毎日かなりの時間を仕事に費やしている。
はたから見たら、物好きとしか見てくれないかもしれない。何がよくてそんなことやっているの、と。
自分でやっていることのメリットは、まず自分でやることが面白いということが一番なのだが、
私は、かなりの高い順位で、
「つきあいたくない人とつきあわなくてすむ」
ということがある。
いやな上司やそりの合わない同僚は私には存在しない。
人間修行の場を放棄しているのかもしれないが、
これぐらいの年になると(笑)、
もうそういうこと(=修行)よりも、
自分の限られた資源である時間とエネルギーを、より生産性の高いところに費やして、
ストレスのない毎日を送ることが最重要なのである。
実はこれは最近、プライベートでもそうで、
精神衛生を保つため、考え方の合わない人と義理でつきあう「八方美人」はやめることにしている。
世の中には、一見プラスに見えてマイナスのパワーを持っている人がる。
そういう相手と間違ってつきあってしまうと、
相手のパワーに巻き込まれ、気づけばこちらはいたずらにエネルギーを奪われていることになる。
これは危険なことだ。
そうならないためには、自分に合わない人を見分ける直観力と、明確な基準と、断る勇気が必要です。
話が戻るが、
独立した会社でも、一つの会社の下請けしかしない場合は、その親会社が上司になるわけで、
両者の悪いところだけを取るような業態となり、
貧乏くじだらけのつらい人生を歩むこととなる。
一人会社でも100人の会社でもそれは同じ。
これはいけません。
自分への自戒をこめて。
■今日の一福(久々です)
自由とは、何者にも依存しない「独立」で初めて得られるものなり。