不動産ファンドのクリードが会社更生手続きを申請。
不動産不況が思った以上に深刻化していることを知った。
友人の転職エージェント「MUC」社長の梅小路さんはクリード出身。
以下、梅小路さんのブログの記事から。
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私が以前在籍していた不動産ファンドが昨日会社更生手続きを申請しました。
不動産ファイナンスセクターで初の上場を果たした業界のパイオニアでもありました。
4年半在籍し、密度の濃い時間を過ごしたことが走馬灯のように思い出されます。
現在は、ビジネスを人材としていますが、フィールドを不動産金融業界に特化して業界の発展に寄与しようと心に決めたのは当時の思い入れからです。
昨日は、当時のメンバー10名ほどが自然と集まり思い出話で夜を明かしました。
何かの終わりであり、何かの始まりです。
持久戦の様相を呈してきておりますが、同じ環境は決して長くは続きません。
きっといつか前向きに回転し始めます。
それまで何を志し、何に取り組むのか。
チャンスをつかむという幸運は努力した人にしか決して訪れません。
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不動産金融に特化したエージェント 梅小路学さんのブログ
「何かの終わりであり、何かの始まり」。
本当にそうだと思う。
今、世界中が未曾有の不況に突入している。
でもこれを単に「不況」という言葉で片付けてしまっては、解決の糸口は見つからない気がする。
これまでの常識、これまでのビジネスモデル、これまでの社会構造のいくつかが、
もう時代と合わなくなって、その寿命を終えようとしている。
「変化」「変革」というよりは、もしかしたら「脱皮」に近いものかもしれない。
それも蛇のように同じ形に脱皮するのではなく、
さなぎから蝶になるような、異形への脱皮。
これから次の時代に蝶として羽ばたくには、
さなぎの時に持っていた常識や考え方にしがみついていてはだめ。
苦しみながら、努力しながら「再構築」をしていく必要があるのではないか。
「それまで何を志し、何に取り組むのか。
チャンスをつかむという幸運は努力した人にしか決して訪れません」
梅小路さんと同感。私も、まずは自分の「志」がどこにあるのかをもう一度見てみようと思う。
■今日の一福
志は自分の船の「帆」の部分。帆のない船は目的地にたどりつけない。
強い風がきても破れない帆を作るために、自分の志は何なのか、もう一度問いかけよう。