喫煙タクシーと顧客視点 | Stay Hungry, Stay Foolish

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仕事90%で突っ走ってきたこの7年。そろそろ形にする時がきたかな。


今日夕方、東京駅からタクシーに乗ったのだが、


そのタクシーというのが「喫煙タクシー」であった。



タクシーに乗る瞬間、ドアのところに小さく、


「たばこが吸えます」


と書いてあったのに気がつき、「あっ」と思ったときにはすでに乗ってしまっていたので、


そのまま行き先を告げる。


わずか10分の乗車時間だったが、


たばこの匂いが嫌で、下りたくなったこと数回。


嫌煙派にとっては、拷問のような話で、


でも、なんだか怖そうな運転手なので、


「すみません運転手さん、下ろして」と言えなかった。



これでお金を払わなければならないのかと思うと、無性に腹が立った。



喫煙タクシーは、喫煙家にとってはよいサービスだと思う。


だけど、運転手は乗車時に「喫煙ですが、いいですか」と客に一言聞くべきだろう。



こういう運転手さんに限って、


返事もしないし、レシートも言わなきゃよこさないんだよね。




来年は、


「顧客コミュニケーション」「顧客視点」「顧客づくり」など、


ビジネスにおいては


「顧客」


がキーワードになると思っている。


不況になると、いらないもの、無駄な経費はどんどん切らざるを得ない。


その際の判断基準になるのは、


「ここは自分を大事にしてくれるかどうか」

「ここは期待値以上の価値を提供してくれるかどうか」

「ここは心地よい思いをさせてくれるかどうか」。


最後に残るのは、ハートとバリュー、その両方がある企業であり、商品だと思う。


逆に顧客のことを考えない、今日のようなサービスを提供するところは、


どんどん自然淘汰されていくはず。





東京では同じタクシーに二度乗ることはまずないが、


運転手さん、サービス業なんだからさ、もちょっと「お客さん」のこと考えてよ。


・・・と思いました。