今日夕方、東京駅からタクシーに乗ったのだが、
そのタクシーというのが「喫煙タクシー」であった。
タクシーに乗る瞬間、ドアのところに小さく、
「たばこが吸えます」
と書いてあったのに気がつき、「あっ」と思ったときにはすでに乗ってしまっていたので、
そのまま行き先を告げる。
わずか10分の乗車時間だったが、
たばこの匂いが嫌で、下りたくなったこと数回。
嫌煙派にとっては、拷問のような話で、
でも、なんだか怖そうな運転手なので、
「すみません運転手さん、下ろして」と言えなかった。
これでお金を払わなければならないのかと思うと、無性に腹が立った。
喫煙タクシーは、喫煙家にとってはよいサービスだと思う。
だけど、運転手は乗車時に「喫煙ですが、いいですか」と客に一言聞くべきだろう。
こういう運転手さんに限って、
返事もしないし、レシートも言わなきゃよこさないんだよね。
来年は、
「顧客コミュニケーション」「顧客視点」「顧客づくり」など、
ビジネスにおいては
「顧客」
がキーワードになると思っている。
不況になると、いらないもの、無駄な経費はどんどん切らざるを得ない。
その際の判断基準になるのは、
「ここは自分を大事にしてくれるかどうか」
「ここは期待値以上の価値を提供してくれるかどうか」
「ここは心地よい思いをさせてくれるかどうか」。
最後に残るのは、ハートとバリュー、その両方がある企業であり、商品だと思う。
逆に顧客のことを考えない、今日のようなサービスを提供するところは、
どんどん自然淘汰されていくはず。
東京では同じタクシーに二度乗ることはまずないが、
運転手さん、サービス業なんだからさ、もちょっと「お客さん」のこと考えてよ。
・・・と思いました。