岡本吏郎氏の「稼ぐ超思考法」(フォレスト出版)を読んだ。
私はいつも本を買う時には、ぱらぱらとページをめくり、刺さるキーワードが2つ以上あれば買うようにしている。
この本を買うに至ったキーワードの一つは、
「どんなことでも、逆さまに考えてみる」
だった。(ちなみにもう一つは「お金で計算できないものがオイシイ」)
逆さまに考えるとは、たとえば、
好きなものを探すなら、嫌いなものを探す。
ということだ。
なぜそのように考えるかというと、
家が欲しい。ベンツが欲しい。というとき、
それは、本当に自分が欲しいのではなく、「人が欲しいものは、自分も欲しくなる」という原理にもとづくものだったりする。欲望は引きずられる。
しかし、「いらないもの」「嫌いなもの」は引きずられない。
反対に考えれば自分の本音がわかるということらしい。
なるほど、そんなこと、考えたことがなかった。
「自分は本当は何をやりたいのか」という自分探しをしている人は、
まず「何をやりたくないのか」を考えることだと岡本氏は言う。
マーケティングも同様であると。
よく、ターゲティングといって、自分のビジネスのターゲットを決めたりするが、
それも逆からいって、「非ターゲット」を決めた方が早いとか。
あと面白かったのは、「時間を無駄にしない」ということをしたいのなら、無駄な時間を作ってみる、というもの。
「なんとなく時間を無駄にしてしまう」のではなく、「意図的に時間を無駄にする」ことにより、
時間の有効活用ができるという。無駄な時間を使ったら、それ以外の時間を有効にせざるを得ないからだ。
それ使える。
さっそく明日、3時間無駄な時間を使ってみようと思う。