とあるセキュリティ製品の事例で、デンマーク大使館へ。
大使と技術担当の職員の方にお話を伺った。
デンマークという国は、アンデルセン、酪農国、北欧の入り口、
ぐらいの意識しかなかったのだが、今回の取材でいろんなことがわかった。
まず、酪農のイメージとは裏腹に、実はITが発達した国。
インターネットの利用率は、世界で3番目だとのことで、インフラも整っているそうだ。
さらに、「世界で一番幸せな国」であること。
長寿度、教育、収入が高く、アンケートでも自分を幸せと思う人が多いという。
(ちなみに、日本は90番目)
確かに、大使館の中は、白木のデンマーク製家具やアートに囲まれ、
幸せのにおいがした。あんな環境で仕事とは、ほんとにうらやましい。
デンマークとススウェーデンの近さにも驚く。最近橋ができて、首都コペンハーゲンとスエーデンの先端?の街は、なんと車で30分。コペンハーゲンにはスウェーデン人がたくさん通勤してくるそうな。
一度は行ってみたい国のリストに今日、デンマークが加わった。
デンマーク大使館は、代官山ヒルサイドテラスにある。
主婦時代、私が大好きでよく行ったカフェ「ASO」の隣である。ASOは真ん前に車が止められるので、安心してお茶が飲める。奥にはレストランもあり、食事会などによく使った。
オープンテラスでは主婦仲間ととりとめもない話をしていたものだった。
あの頃は、まさか数年後に自分がこんな仕事を始め、お隣の大使館の中に入って大使にインタビューするなど、思いもしなかった。
バツイチになって、あの頃乗り回していた愛車BMWは失ったが、
形はないけど、もっと違うものを私は得たと思う。
取材終了後、そんなことを思いながら、最近すっかりご無沙汰になってしまった街を後にした。