登山靴の最終慣らしと、標高が欲しくて奥日光方面へ。
当初は日光白根山に行く予定だったのだが、道中のピンポイントな雨と台風に挟まれた影響による高高度の風を考慮して、より安全な日光戦場ヶ原を散策することにした。
前回は2020年に訪れているが、前年の台風の影響で木道が整備中だったため、まだ戦場ヶ原を散策していないのも、予定を変えた理由の一つであります。
登りの第2いろは坂はまだ空いていたので、マツダの足は世界一ぃぃぃぃ! とか独り言ちつつワインディングを楽しんでしまった。
赤沼駐車場に到着した時の天候は快晴。速やかに装備を整えて戦場ヶ原へ。
入り口あたりに日光パークボランティアの方々による、現在の植生一覧が掲載されているので一通りチェックして、自然研究路へと進んだ。
(今回は写真多めであります)
最初の付近、木道は湯川に沿った明るい林の中を進むのが気持ちいい。
キレイな部分と年季が入った部分があったが、キレイな部分が整備したところだろうか。
そして展望台で唐突に眺望が開けるのだった。
何カ所かある展望台からの眺めは、掛け値なしに絶景。
聞こえるのは風の音と野鳥の声、だけかと思ったが、南北に突っ切る国道120号は1キロほどの距離なので、時折少しやかましいクルマやバイクの音が響いていた。まぁこの景色の前では些細なことであります。
こう言う風景ではスマホの超広角が便利でついつい頼ってしまうけど、どうもこう、撮ると言うより記録してる感覚になって素直に撮るのを楽しめない。カラーバランスもイマイチだし。
小田代原付近パノラマ合成
戦場ヶ原を歩きつつ、途中から小田代原方面に向かい、低公害バスで千手ヶ浜へ。
千手ヶ浜は強風だったので、千手ヶ原を歩いて西ノ湖入り口まで草をチェックしつつ歩いて戻った。千手ヶ原も歩きやすい平坦な林だからか、結構軽装な方々も多い。
バス停の四阿で休憩しつつ帰りのバスを待ってたら、なぜか素通りして行ってしまったので、ポカンとしつつも仕方なく帰りはバス道を歩くことに。トレイルを歩いても良かったけども、ヒト気があまりに少なかったので。熊鈴あってもクマ怖い。
延々と日当たりのいいアスファルトの上り坂が続き、ハイペースで歩いたためかヘトヘトになって小田代原まで戻って休憩。もうバスは信用ならんので休憩の後、赤沼まで再び歩いたのだった。トレイルの方が足にダメージが無くていい。
総移動距離20キロ余りのうち、歩行距離は15キロほど。こんなに歩いたのも久しぶりだった。
登山靴も十分慣らしが終わっただろう。
西ノ湖入り口付近の光景は、ちょっと北海道を思い出す感じ。
帰りの赤沼茶屋で食べたソフトクリームが、沁みた。
日光市内で入った日帰り温泉も、良かったなぁ。
以下備忘録
当日は風がやや強く、忍耐力と肺活量を試される草撮り山行でありました。
ホザキシモツケ
アキカラマツ
ツルキケマン
シロヨメナ
アケボノソウ
アケボノソウ
ヒメシロネ
エゾシロネ
ようやくエゾシロネを撮ることが出来た
クサレダマ(草連玉)
クサレダマ
トモエシオガマ
ゴマナ
ノブキ
ソバナ
ハクサンフウロ
カリガネソウ
今回の戦場ヶ原散策の目的の一つ
カリガネソウ
カリガネソウ
ヨツバヒヨドリ
ノアザミ
ノアザミは花部分より萼筒の色味が絶妙
ニッコウアザミ
トネアザミ
コウゾリナ
イブキトラノオ
オニルリソウ
キツリフネ
イヌゴマ
地衣類の何か
午後からの天気急変を危惧していたけれど、雲は出つつも結果としてほぼ晴れ。
この天気だったら白根山にも行けたかなと思いつつも、まぁ直感を大事にしたいのと、戦場ヶ原と千手ヶ原を超満喫お腹いっぱいだったので、これはこれでいいかなと。