台風による大雨の翌日、見事に晴れ渡ったので前日から始まった、オオウメガサソウ ガイドツアーに参加すべく、朝からひたち海浜公園へと向かった。
近縁の「ウメガサソウ」であれば、なぜか住居近くの雑木林などでも観ることが出来るのだが、オオウメガサソウは茨城県内でもほんの僅かな生息地となっているうえ、茨城が南限とされている。
ひたち海浜公園では、一般公開エリアと非公開エリアで何カ所か保護エリアを設けて保護活動を行っている。
ガイドツアーはその非公開エリアをボランティアのガイドさんと共に廻れるまたとないチャンスなのであります。
訪れた時は、僅かに時期が早く、開花している株は少なく、またド級の大雨の翌日だったので土汚れしているものも多かったが、まぁ1年で1度会えるかどうかなので、ぜいたくは敵であります。
聞くところによれば、点在する群落の株はほとんどが同一遺伝子なのだとか。
種子による育成も試みているようだが、なかなか難しいようだと言う。
いずれ消滅の危機の可能性にあるのが現状のようだ。
とは言え広大な未公開の樹林エリアなので、どこか別のトコロでもひっそりと群落を築いている可能性もあるかも知れない。
ツアー見学後は、沢田湧水地へ。海が近いのに真水が湧く不思議エリアであります。
見学後に戻りつつ撮りつつで、昼過ぎに現地を後にした。
今回は砂丘エリアはパス。さすがに距離があったので。
以下備忘録
オオウメガサソウ
オオウメガサソウ
背景のピンク色は保護エリアのリボン
ウメガサソウ
こちらは樹林エリアでは割とよく見られる。
イチヤクソウ
イチヤクソウ
ミクリ
アオハダ(雌花)
ウルシ(実)
アオイトトンボ かな?
オゼイトトンボ
ひたち海浜公園は自然豊かなのだけれど、樹林エリアなどを歩くときには、特に注意しなければならないものがある。
毒草が多いのである。
特に多いのがウルシ類。
上記のウルシ以外に、ツタウルシも多い。なんだっけこれとウッカリ近寄ってしまうくらいに。木に巻き付いてるだけでなく、地面にもあるから、撮るときは一呼吸置かないと触ってしまいそうになる。
一見ツタに見えるが全てが3出複葉なので、ツタウルシ。地面にも這っているので、なかなか油断できない。
紅葉はキレイなんだけども。
駆除はされてるようだけど、実はドクウツギもわりとみる。毒過ぎて今や絶滅危惧種にならんばかりの勢いらしいけども。