真冬のこの時期に、つくば植物園で蘭展が開催されるのは珍しい。
今回開催されたのは、1/22~1/29と最高気温一桁台が連続する時期だった。
いつもながら蘭展開催時期はたいてい寒波が押し寄せてくるのはなんかのアレだろか。
寒さが厳しいと温室内でひたすらカメラの温度合わせで歩き回る苦行を強いられるのだが、今回はあまりに寒いので温室展示は諦め、比較的曇りにくい特別展示のみに絞っていざ突貫と相成った。
とは言え、自分も学習する生き物であります。カメラザックにはちゃんとホッカイロを仕込んでレンズを温めていたので、湿度低めとは言え特別展示の温室でも、無事、曇ったのだった……。
一応ホッカイロ効果で曇った時間は短時間。持っててよかったエアブロアー。
以下備忘録
例によって横文字過ぎるので植物名はあんまり無いです。
ツユクサの遺伝子を導入して開発された青いラン
だそうだが……。グレーシート持っていけばよかったか。
世界初公開だそうな。
ホワイトバランスをそれっぽくすれば青くはなるが。
何と言うか、RGBの青じゃなくて、CMYK系の青だと言われればちょっと納得する。
ぬか床の香りのするラン
シンビジウム・トレイシアヌム
案内の方に、「どんな匂いに感じますか?」 と言われ嗅いでみた。
「酸味があるような、フルーティなような…」
「ぬか床そっくりでしょう?」
もうぬか床の香りにしか感じられなくなったのだった。
芳醇な香りの出来のいいぬか漬けだ。
何だこの雑草ライクなヤツは、と思ったら、これもランだそう。
ブルボフィルム・レムニスカトイデス
今回冬に開催されたことで初めて開花した姿を展示できたと言う、
トリコグロッティス・アポエンシス
初公開だとのこと。
カンラン
今月下旬からは、1ヶ月の間 「早春の植物」展が始まるし、そろそろ早春の植物もうごめき始める季節。
あっちにも行きたいこっちにも行かねばない、春は全力であります。