時代錯誤! | 約5年振りに九州に戻ってきました。そして約15年振りの長崎を満喫します!

約5年振りに九州に戻ってきました。そして約15年振りの長崎を満喫します!

バッカンにも貼れるカッティングシート屋です。ネームの他にオリジナルのロゴも作成してます。ステッカー製作も。ネームは持ち込みなら貼り付けも行います。諫早市在住です。MFG/釣研FG長崎県南支部所属。

また痛ましい事件が起きましたね。
ご家族にはご冥福をお祈りします。

指導者が、子供を何十発も殴り(もしくは叩く)、その子供は耐え切れずに自殺しました。

僕らの年代・・・たぶん指導者含む年代は、体育会系と言えば、上下関係は厳しく、先生は絶対!
次に先輩!最下級生は惨めなものでした。

僕らの時代は、殴る蹴るは当たり前。それが終われば、『ありがとうございました』の時代でした。

だいぶ前になりますが、長男が小学校時代にスポーツをしていました。当時、全国大会に出場できる可能性を秘め、指導者も部員も朝から晩まで練習していました。
その年の初め、指導者と保護者間の会合がありました。
その内容とは・・・・

指導者
『今年は全国大会に出場を狙えるメンバーと実力があります』
『たぶんこれから、指導も厳しくなります』
『指導と言う立場で、手を上げるかもしれません』
『どうしても、うちの子だけはダメです!という、ご父兄が居ましたら、仰って下さい』

保護者
『お願いします』

誰も反対はしなかった。
結局全国行けず、最高成績県2位で終わりました。

同じような会合が、その数年前にもあったそうです。その時は全国大会へ出場しました。
その時の保護者には
『うちの子だけはしないで下さい。生まれてから今日まで、怒った事も無ければ、叩くなんて・・・』

練習試合、練習で子供たちは、叩かれ、蹴飛ばされた。親も承知の上で。その会合の内容は子供にも伝えた。
それだけの覚悟で望めと!それだけの覚悟があるなら、練習を休まずに行けと!
子供は叩かれ、蹴飛ばされ、泣きながら歯を食いしばった!
親は子供のフォローに回った。叩いた指導者以外の指導者もフォローに回った。何が足りないのか?なぜダメなのか?手を上げた指導者は、必ず後で保護者に頭を下げた。

保護者の会合で、この話が出たとき
『なぜ?』
『指導者に叩かれるって普通じゃないの?』
と思った。

僕らの時代、親は子供の活動に口を出さなかった。今ほど興味がなかったと思う。もしくはそれどころじゃなかったのだと思う。だから先生から叱られた話が、両親の耳に届いた時には、こっ酷く叱られた。

時代が変われば、子も変わる、親も変わる。
今思えば当時が正しかったとは思わない。でも長男の時は、覚悟を決めた。でも指導者は、そこまで追い込むようなことはしなかったし、力加減はした。声は本物だった。

体罰・・・暴力は何も生まない。生むとするならば、憎しみと悲しみだけだ。

随分前に講話で『体罰と躾の境界はなんでしょう?』と質問した人が居た。その時の先生の言葉は、今でも覚えている。
『感情が入れば、それは体罰で暴力です』
『躾に感情は入りません。手を上げようとしたとき、まずは深呼吸しましょう』

今回の事件で、ご家族の無念さは分かります。たぶん私が当事者であれば・・・・。

こういう間違った指導者は排除すべきです。