
クロサワさーん
土屋嘉男著
新潮社
1999年
黒澤監督の話 2
七人の侍など黒澤映画に数々出演し、自宅に
居候までしたと言う名優の手になる監督追悼録です。
エピソードが、さりげなく、しかも数々書かれていて、
追悼本なのに愉しく読むことが出来る本。
三船敏郎サンも黒澤明監督も生き生きと
描かれています。
飲食店がらみだと
ジャンパー姿で赤坂の高級そうな店へ一見さんで行った
監督、三船、土屋の大物三人の顔を知らないドアボーイに
タキシード以外の人はお断りです、と断られ、
怒った三船サンが、こんな気どった店
ぶっ壊してやると本気で店に突っ込もうとしたなんていう
エピソードはここでしか読めないホントの話。
他に、監督の好きな音楽、嫌いな音楽も
はっきり書かれていて、名を上げられている好きなクラシックの作曲家は、
ここにストラヴィンスキーをたすと私の好きなものに近いのでした。
音楽の趣味は、やはり都会の人です。
私のみも三人に気取りやがって、
といわれない普通に美味しい店目指してガンバリマス。
著者の土屋さんは、私の親父と同年の生まれ。
お薦めの一冊。