トラックバックスパムとは、著名なウェブログ(ブログ)に記事とは無関係な内容のトラックバックを送信し、自分のウェブログに読者を誘導すること。迷惑な広告トラックバック。


 ウェブログの機能の一つに、記事中で言及した別のウェブログの記事にリンクを貼ったことを通知し、その記事にリンク元の記事への逆リンクを自動的に掲載するトラックバック機能がある。これは基本的には誰でも自由に使えるため、ウェブログ形式で自社サイトを運営する業者や、自己顕示欲の強い個人のウェブブログオーナーが、読者の多い著名なウェブログに広告目的でトラックバックを送ることがある。これがトラックバックスパムである。

 トラックバックpingとは、あるウェブログ(ブログ)から別のウェブログの記事にリンクを張った際にサーバ間で送受信される、リンク通知のこと。通知を受け取ったウェブログのサーバはリンク先の記事に自動的にリンク元記事への逆リンクを掲載する。この仕組みのことを「トラックバック」という。


 トラックバックとは、ウェブログ(ブログ)の機能の一つで、別のウェブログへリンクを張った際に、リンク先の相手に対してリンクを張ったことを通知する仕組みのこと。


 ウェブログ作者が別のウェブログの記事を参照して自身のサイトにコメントを掲載するような場合、元の記事へのリンクを張るのが一般的だが、単にリンクしただけでは元の記事の作者はどこからどうリンクされているのか容易に知ることはできない。トラックバックはリンク元サイトに「このような記事からリンクを張った」という情報を通知する仕組みで、リンク元記事のURLやタイトル、内容の要約などが送信される。トラックバックされたサイトはこの情報を元に「この記事を参照している記事一覧」を自動的に生成することができる。


 相手に送信されるトラックバック通知のことを「トラックバック・ピング」(trackback ping)と呼び、通知の送信先を「トラックバックURL」(trackback URL)という。多くのウェブログの記事には隅に「この記事へのトラックバックURL」が記載されている。

 デッドリンクとは、Webページから別のページなどへ張られたハイパーリンクのうち、リンク先が存在しない、あるいは何らかの理由でアクセスできなくなっているもののこと。リンクする際にリンク先のURLを誤って記入したり、リンクした当初は存在していたページが削除されることにより発生する。

 デスクトップ検索とは、Webブラウザを通じてコンピュータに保存された様々な種類のファイルを全文検索するソフトウェア。検索エンジン大手のGoogle社が2004年10月に公開した「Google Desktop Search」が最初。


 Web検索エンジンの技術を応用し、コンピュータに保存されたWebページ(HTMLファイル)やテキストファイル、PDFファイル、ワープロソフトや表計算ソフトで作成されたファイルなどを全文検索することができる。結果は日付順や適合度順などで並べ替えて表示することができる。ソフトによっては、Web検索の結果と統合して表示することができる。

 テキストブラウザとは、Webページをテキスト(文字)のみを使って表示するWebブラウザ。HTMLやCSSで指定された文字装飾や色、レイアウトなどの指定、表組みなどの要素は表示に反映されず、ページに埋め込まれた画像やFlashアニメーションなどのオブジェクトも表示されない(そこにオブジェクトがあることを示す文字列に置換される)。通常のWebブラウザに比べ動作が軽快でグラフィック表示機能の無い端末でもWebを閲覧することができ、書かれている文章を読むだけなら十分役割を果たすことができる。Lynxやw3mなどが有名。

 ディープリンクとは、Webサイトのトップページ以外(たとえばニュースサイトの個別記事など)がリンク先になっているハイパーリンクのこと。目的のWebサイトの見たいページに直接アクセスすることができるため、うまく使えばユーザの利便性を向上させる効果がある。


 他サイトのページを自サイトのフレーム内に表示することで自分のサイト上のページに見せかけるなど、ディープリンクを悪用する例もある。


 営利目的で運用されているWebサイトでは、よそのサイトからディープリンクによる訪問が増えると、トップページに掲載されている広告を読み飛ばされ、広告収入が減るなどのデメリットがある。このため、リンクを張る時の条件にディープリンクを拒否する一文を付け加えているWebサイトは多い。


 また、さらに進んでディープリンクを技術的に阻止したり、ディープリンクのリンク元に対してリンクを外すようリンク先が訴えるというケースもあり、ディープリンクの是非をめぐって法廷で争われる例も出てきている。


 ちなみに、ディープリンクの最たる例はサーチエンジンの検索結果で、ディープリンク擁護派からは「ディープリンクを禁止するとサーチエンジンが使えなくなり、WWWが機能しなくなる」という主張も出ている。

 ディープWebとは、WWWで公開されている情報のうち、検索エンジンの巡回プログラムが通常は入手できない情報群のこと。


 データベースの検索サービスなどの形で公開されている情報は、人間が必要に応じて検索を行なって情報を引き出すことはできるが、巡回プログラムがその内容を網羅的に引き出すことは不可能である。このように、単純な巡回プログラムでは検索エンジンに登録(インデックス化)できない情報をディープWebと呼ぶ。


 ディープWebの検索を可能にするには、個別にデータベースの内容の提供を受け、検索エンジンに登録していく必要がある。いくつかの検索エンジンでは、他サービスとの差別化のため、ディープWebを取り込んでいく動きを見せている。

 ティーザーサイトとは、発売前の新製品に関する断片的な情報のみを公開し、閲覧者の興味を引くことを意図したプロモーション用Webサイト。ティーザー広告とも呼ばれる。


 情報を小出しにし詳細を隠して、閲覧者を焦らす(tease)ことで新製品への好奇心や興味を喚起することを目的としている。主に新作ゲームソフトや、mp3プレイヤーやデジタルカメラなどのデジタル製品、およびパソコン関連製品などに関してティーザーサイトが開設されることが多い。


 ティーザーサイトは、製品名、製品画像、製品ロゴ、短いキャッチフレーズやイメージ画像などのみが単独で大きく表示されるデザインのものが多い。文章による細かい説明などがなく、製品仕様などの詳細へのリンクなども張られていないため、一見何のWebサイトか分からないものまである。


 トヨタ自動車が2005年末に若者向けの小型車「bB」の新モデル発売前、「TOYOTA MUSIC PLAYER」というコンセプトでティーザーサイトとテレビCMを連動させたキャンペーンを行なったことは大きな話題となった。最近話題となっているティーザーサイトとしてはMicrosoft社の携帯オーディオプレイヤー「Zune」のティーザーサイトなどがある。

 直リンクとは、Webサイト内の個別のページやファイルに向けて直に貼られるハイパーリンク。サイトによっては他サイトからの個別ページへの直リンクを禁止している場合がある。