フィルタリングソフトとは、特定の条件に合致するデータや、制限に抵触しないデータだけを通過させるソフト。広義にはファイアウォールなどを含むが、一般にはWebフィルタリングソフトのことを言う。
Webフィルタリングソフトとは特定のWebサイトへのアクセスを禁止するソフトのことを指し、主に学校や家庭で、アダルトサイトなどの子どもに相応しくないコンテンツへのアクセスを止めるために用いられる。最近ではWebブラウザにも簡易なフィルタリング機能がついている。
電子ネットワーク評議会や各ソフトメーカーがインターネット上のコンテンツを調査・ランク付けしてデータベースを作成し、そのデータベースに該当するページへのアクセスは拒否するという方式と、各ページの単語を自動的に検索してアクセスの可否を判断する方式とが採られている。
また、各個人が専用のデータベースを作成することも可能である。Webフィルタリングソフトは子どもに安心してインターネットを利用させられるという利点をもつ反面、情報統制につながるとの懸念の声も聞かれる。
パンくずリストとは、Webサイトの中のそのページの位置を、階層構造の上位ページへのリンクのリストで簡潔に記述したもの。すべてのページの同じ場所にパンくずリストを掲載することにより、サイトの訪問者が現在位置を直感的に理解する役に立つ。
大規模なWebサイトは、ページ群全体が大きなカテゴリに分かれ、その下に何階層かの小カテゴリ、個別のページ、という形で階層構造で管理されていることが多い。各ページに、そのページの属するカテゴリのトップページへのリンクを順番に並べたものがパンくずリストである。区切り記号には伝統的に「>」(大なり記号)が使われ、「トップ > コンピュータ > パソコン > 買い方」のように表現する。
パンくずリストは垂直方向のナビゲーションであるため、「この階層には他にどんなカテゴリがあるか」といった水平方向のナビゲーションを表現することはできない。両者をうまく組み合わせることがWebサイトのユーザビリティを高める鍵になると言える。
童話「ヘンゼルとグレーテル」で、森の中で迷わないようにパンくずを少しずつ落としながら歩いたという故事が由来である。英語では、パンくずリストの直訳「breadcrumbs list
パーマリンクとは、ブログの記事一つひとつに割り当てられたURL。パーマ(perma)はパーマネント(permanent:永続する)の略で、記事が増えたり構成が変わったりしても変化しない固定的なリンクという意味。
ブログは日々記事が追加されていくため、トップページなどに表示される記事は頻繁に入れ替わる。特定の記事についてトラックバックやリンクをしたり議論を続けたい場合は記事ごとに設定されたパーマリンクを利用すると便利である。
パブリックUDDIとは、インターネット上に存在するWebサービスの検索・照会システム。
WSDLで仕様が記述され、SOAPでアクセス可能なWebサービスを登録し、検索・照会するシステムはUDDIと呼ばれ、企業内(もしくは企業集団内)のみで運用される閉じられたプライベートUDDIと、インターネット上に構築され、誰でも参加できるパブリックUDDIがある。当初はパブリックUDDIの構築・普及が推進されていたが、知らない企業のWebサービスを利用するのは決済や信用などの問題などがあり、あまり普及していない。代わりに、閉じられた環境内でWebサービスの相互運用性を高める手法として、プライベートUDDIを構築する動きが広まっている。