「人生は失敗の反省の仕方で人生を変えることができる。
失敗の反省の仕方で進歩に結び付けることができる。
自分は多くの失敗をしていますから、
フランチャイジーを失敗させないようなシステムを提供した。
それが成功に結び付いた。」
(宮下雅光:ストロベリーコーンズ創業者)
宮下雅光さん。
日本における宅配ピザのパイオニアであるストロベリーコーンズの創業者。
もともと日本IBMの社員だった宮下さんは25歳の時、
仙台にある実家の家業を助けるために、帰郷、
家業が立ち直ると同時にコーヒー専門店を開店します。
第一号店は繁盛し、2号店、3号店と出店します。
ところが3号店の不振で、負債が1憶6千万円になり、債務超過に陥ります。
にっちもさっちもいかなくなった宮下さん。
仙台新港で車ごと海に飛び込もうとしますが、
たまたま手元にあった500円玉をパチンコ店で使い果たそうとしたところ、
5万円になったので「あと1か月生きてみよう」と思い直します。
幸い、その後、マンションの売り払い、保証金などの返金を元手に再度アイスクリームショップ「ストロベリーコーンズ」を出店、冬季は宅配ピザをすることで年間を通してビジネスができるよう工夫します。
宮下さん、この宅配ピザをFC化しようと考えます。
ただ、自分の失敗を糧に、IBMでのシステム開発のスキルをもとに
フランチャイジーが失敗しないようシステムをつくりあげます。
宮下さんはこうもいっています。
「これまでは自己中だった。自分だけが儲かろうとしたから失敗した。
そういうビジネスモデルはうまくいかない。
お客様やフランチャイジーのために活かそうと考えたから成功した。」