幼いときから、
前に進む勇気をもてないときに、
繰り返してきた言葉があります。
「泣こかい(泣こうか)。
跳ぼかい(跳ぼうか)。
泣こよか、ひっっとべ
(泣くよりも跳んでしまえ)!」
目の前にある川を渡れないと
怖がっているぐらいなら、
思い切って跳んでしまった方がいい
という、私の故郷、鹿児島のことわざです。
(有川真由美:鹿児島県出身の女性作家・エッセイスト。)有川真由美さんは化粧品会社事務、塾講師、科学館コンパニオン、ユニクロ店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、南日本新聞社編集者など多くの職業の経験を持ち、働く女性のアドバイザー的存在として書籍や雑誌などで活躍している女性です。