羽鳥兼市① | 心に残る言葉

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$心に残る言葉-羽鳥兼市①


ガリバーが大きかったのは小人の国に行ったから。
故郷に帰ればただの人。
驕ることなく、謙虚な気持ちで。
(羽鳥兼市:ガリバーインターナショナル創業者)



中古車販売のガリバーインターナショナルは創業者羽鳥兼市さん54歳のとき、社長と社員ひとりの2人で立ち上げた会社です。

ガリバーの社名は羽鳥さんが
中華料理店で食事をしていた時にたまたま思いついた社名。
最初は「ジャスト」という社名を考えていたそうです。
しかし、「会社が成長しても驕ることなく」という
自戒の念を込めて「ガリバー」という社名に決めたそうです。

1994年に羽鳥さんと社員の2人で立ち上げたガリバーは
創業後わずか9年で東証一部に上場させました。

羽鳥さんと社員は5年後に500店舗、
売り上げ2500億円を目標とし、
実際に5年後の99年9月には500店舗を達成、
2006年には年間売上高1826億円を達成しました。

2人は毎朝、この目標を唱和したそうです。

羽鳥さん、出身は福島県です。
実は36歳の時、手形詐欺にあい3億円の負債を抱え、倒産します。

1つ屋根の下、親兄弟、子どもも含め、10人で生活します。
絶望的な気分のまま、なけなしの手元資金2万円で
スクラップ同然の中古車2台を購入します。

しかし、やくざ風の男から「夜逃げしたんだってな」と
陰口をたたかれ、俄然奮起。
中古車を売りに売りまくって、
わずか3年間で負債3億円を返済します。

福島県出身の羽鳥さん。
不撓不屈の起業家精神、見習いたいです。