まずは高校入試について

 

太田女子高校についての高校入試情報の変更点について

 

調査書の各学年の扱いを「1:1:2」から「1:1:1の配点にする。(昨年度までは3年生の評定×2で計算)

 

選抜方法を総合型での定員192名(80%)、特色型での定員48名(20%)とする。

 

「学力検査:面接:調査書」の割合は総合型「78:5:17」、特色型「52:5:43」にするとのことです。

 

在籍生徒の出身地割合:太田市44.7%・伊勢崎市19.1%・邑楽郡14.5%・館林8.9%・みどり4.6%・桐生4.4%・足利2.6%・前橋1.0%となっていて、ここ数年では邑楽郡・館林・みどり・桐生からの受験者がかなり減ってきている。

 

ここしばらく隣接県協定で規定されている10%を超える受験者がいないため、足利からもっと受けに来てもらいたいとのこと。

 

次に、大学受験情報

 

例年、指定校・公募を含めた推薦入試で合格が決まる生徒は全体の15%程度。それ以外の生徒たちは一般入試でがんばっている。

 

例年、10名前後の生徒が浪人をしている。この生徒たちは、現役で合格を出してはいるが、満足できずに上を目指す子がほとんど。

 

以上が高校からの情報です。

 

以下は、私の感想と言うか、見解になります。

 

近隣の公立高校という視点で高校選びをするときに

 

圧倒的2強と言えるのが

 

太田高校&栃木高校

 

問答無用でココが2強になり、入学直後から勉強する雰囲気が強いです。

 

塾で見ていても、生徒の発する言葉からしても周囲の勉強をする友人の影響を強く受けている感じがします。

 

勉強する雰囲気が強い高校だと感じます。

 

しかしながらそれは塾の先生目線で、いろいろな高校の生徒さんを同時に見ているため、他校と比較してそう見えています。

 

高校内部の上位の子たち目線、上位の生徒さんのお父さん、お母さん目線では

 

出来る子は出来るけど、やらない子はやらない。二極化が激しいという声もよく聞きます。

 

それは太田、栃木に限らず、全高校に言える普遍的なものとも感じています。

 

大切なのは平均層のレベル、一番合格者が出ている大学を見る事で、その高校の環境がうかがい知れるかなと思っています。

 

その太田、栃木に次ぐ層が

 

太田女子、足利、佐野、栃木女子の4校だと思うのですが

 

この4校だと大学進学実績と言う観点で見ると、佐野高校があたまひとつ抜けていて、太田、栃木、佐野が3強とも言えます。

 

太田女子高校と足利高校が拮抗していて、栃木女子高校がやや低めに見えていますが

 

それは生徒さんのスペックと言うより、学校の方針の影響かなと感じています。

 

栃女は模試の平均点と言う観点で見ると足高を越えてくるケースが多いですが、大学合格実績と言う観点で見ると及ばないので、「絶対いい大学に行こうぜ!」という雰囲気が弱い高校(教師たち)なのかと感じられます。(主観)

 

太田女子高校の話に戻しますが

 

ここの特徴は・・・

 

圧倒的な推薦入試嫌い

 

これに尽きます。

 

大学への推薦合格が例年15%だそうです。

 

塾で見ていても「高校が指定校を出さないから、自分で公募推薦、AOを見つけてくる」子は見かけますが

 

指定校推薦という子はマジで少ないです。

 

評定もあまり高く付けてきませんし、そもそも高校の方針で推薦を認めない!!という方針の高校だと思っていれば当たらないにせよ、遠くはないと思います。

 

「太田女子高校は推薦を認めないと聞いたのですが、本当ですか?」と、聞けば「そんなことはありません」「どこ情報ですか?」という話になり、決して認めないと思いますが、現実的には「ほぼ推薦を認めない高校」と思っているのに越したことはないです。

 

あくまでも学力で大学受験を突破する

 

出来る限り国公立合格突破を目指す

 

偏差値史上主義、実力史上主義

 

そういう高校です。

 

足利高校と太田女子高校は、基本的に「ほぼ同等」

 

 

入学時偏差値だけを見ると、太田女子高校の方がレベルが高く見えますが

 

入学後や、大学進学実績などを見ると、ほぼ同じ

 

国公立進学実績と言う観点で見ると、足利高校は30%後半で推移しているのに対し

 

太田女子高校は50%前後になりますので、太田女子高校の方が高くなりますが

 

これは、学校が推薦入試を認めない(と言って、差し支えない)方針のため、足利高校のように国立に行ける子が、難関私大に指定校で決まるという選択肢がないために、結果的に国公立進学率が足高より高くなっているのがリアルだと思います。

 

好意的に見れば、国公立への進学率が高い

 

批判的に見れば、国公立進学率を高めるために、指定校は認めない

 

というのがリアルでしょう。

 

現高校3年生の世代に関しては

 

足利高校 > 太田女子高校 という模試の結果になっています。(同じ模試の平均点比較)

 

ずっと足利高校が勝っています。

 

ちなみに佐野高校の模試平均点も太田女子を上回っています。(現高3)

 

来春の実績でもおそらく足利高校の方に軍配が上がると予想します。

 

太田女子と比べると足利高校は、縦の幅が広く、極端なイメージで言えば偏差値75~25までいるイメージ

 

めちゃくちゃ出来る子もいるけど、ありえなく出来ない子も余裕で紛れている

 

太田女子高校のイメージは、偏差値70オーバーは、ほぼいないけど、偏差値20台まで落ち込む子もいないイメージ

 

どんな子が太田女子高校を選ぶべきか、ほぼ同等のレベルである足利高校を選んだ方が良いのか

 

これはぶっちゃけて言えば、基本的には

 

近い方でOKだと思います。

 

あとは、見に行ってみて直感的に好きな方でOK

 

両校に差はないです。

 

推薦も考えつつ、一般入試も頑張るのであれば足高

 

ダンス部に入るのであれば、太田女子

 

足高は推薦で戦う可能性が残ります。

 

足高のダンス部は勉強面では圧倒的不利で基礎スペック×0.3の学力補正がかかる感じです。早慶は99%無理。難関国立もほぼ無理でしょう。

 

それ以外は、大差がないので、通学の便の問題、好みの問題かなというのが私の感想です。

 

太田女子高校の方がおそらく平均の基礎スペックはやや高い気がしますが

 

太田女子に弱点があるとすれば、部活をやりすぎ

 

適度な分量を越えていると思います。

 

そのせいで、学力が足りなくなるけど、みんなが部活をやっているせいでそれが普通という(間違えた)認識になっている。

 

恐るべき同調圧力

 

学力が足りなくても定期テストだけは頑張って評定が良ければ、指定校でという作戦も本来であればアリだとは思うのですが

 

高校がそういう方針ではないので、生徒たちは最後まで一般入試で戦うしかなく

 

でも部活を適度なラインを越えるほどにやってしまっているため偏差値が及ばないという悪循環になってしまう気がします。

 

推薦全否定の偏差値史上主義なのに。

 

ほんと、やりすぎです。

 

早慶がわずか2名というのが証拠です。(宇都宮女子は25名)

 

太田高校は、早慶何人出てると思いますか?

 

ブログの記事に書いてありますから、現実の差を知って下さい。

 

優秀な生徒さんをたくさん集めているのですから、もっと出てしかるべきだと思っています。

 

高校があくまでも文武両道と言うこだわりを持っているので、そのせいで入学時偏差値の割にはいまひとつな結果になっているように思えます。

 

そもそも中学時代はそれぞれの中学の代表選手といえるくらいの優秀な層の子を集めているのだから、せめて太田高校に勝てなくても肉薄する結果を出してほしいと思うところではありますが、だいぶ差を付けられています。

 

「過度な文武両道」が現状は太田女子高校の弱点かと思います。

 

つまりは学校のそういう方針なんですよね。

 

群大や宇大といった地方国公立を目指すのであれば、文武両道でも、太田女子校の生徒さんの基礎スペックを考慮すれば届くとは思いますが

 

さらにうえの水準の国公立を目指す、一般でGMARCH合格、早慶合格を目指すというのであれば

 

過度な文武両道

 

みんながやっているからそれが普通に見えているけど、本当は全然普通ではない分量の過度な部活(趣味)がきっかけで

 

上位大学には届かないという結果になるリスクがあります。

 

みんながやっているから

 

日本人は同調圧力に弱いわけですが、そこに負けることなく、きちんと勉強をして欲しいと思いますね。

 

なぜ、そんなことを皆さんにお伝えしているかと言えば

 

異常に部活に時間を取られている事は、普通な事ではないと自覚してもらいたいからですからね。

 

自覚症状なく、周りに流されるのだけは避けてほしい。

 

そんな想いです。

 

逆に言えば、部活に人生を振り回されずに、しっかり頑張れば良いだけです!!!

 

それができますか???

 

それだけです。

 

太田女子高校の優秀な皆さんは

 

たとえば、英検であれば基本的は「高1の終わりまでには英検2級」

 

「高2の終わりまでには英検準1級」

 

こんな感じで簡単な水準を決めて、クリア出来なかったら部活を辞める事です。

 

水準はなんでも構いませんけど、それをクリアしながら部活をするから文武両道と言えるのであって、

 

それなしで部活だけやってたら本当に何も残りません。

 

それでは、白鷗の特進Sには勝てませんし、佐日特進αにも勝てません。

 

高1の子は、この夏休みの終わりに英検2級にSCBTで合格できるように勉強してください。

 

高2の文系の子は、11月の進研で日本史世界史偏差値70取って当たり前ですから、夏休みに勉強をしてください

 

高2の理系の子は、11月の進研で物理、化学、生物で偏差値70取ってください。夏休みに頑張るんです。

 

「みんなが部活をやってるからやるのが普通」

 

それと同じくらい

 

「高1までに英検2級」「高2までに英検準1級」は、ごく普通な事だと思いますし

 

「高2の11月で日本史世界史で偏差値70」は当たり前の水準

 

「高2の11月で物理化学生物で偏差値70」は当たり前の水準

 

です。

 

だって、みなさん太田女子高校生なんですよ。

 

みなさん、中学の時の成績を思い返してください。

 

それなりに勉強できたはずですよね。

 

学年TOPだったんじゃないんですか?

 

2位とか3位だったんじゃないんですか?

 

そんな恵まれた星に生まれておきながら

 

なんで、周りに流され、長時間部活やってんの?

 

部活が正義みたいになってますけど、それで勉強時間が取れなければ、意味ないですから。

 

自分が高校時代にやりまくったスーファミ版マリオカートと、みんなが大好きな部活。

 

同じですからね。何も違いません。

 

自分だって、ガチでマリオカートやりましたからね、指にマメが出来るまで努力しましたから。

 

みなさんの部活と一緒です。

 

マリオカートをバカにしないでください。

 

みなさんの部活と一緒です。努力したんです。

 

マリオカートであれ、部活であれ

 

結果的に勉強時間が取れなければ、正義でも何でもないですから。

 

その数字を取りきれるように夏休みは勉強するんです。

 

それをしないで部活をやっていたら、まったく文武両道ではないんです。

 

部活を最後まで頑張り、それなりの大学にも行きたいなら、模試で結果を出してください。

 

模試で数字が出せないけど、最後まで部活をやれば

 

Fラン確定です。

 

Fランは言い過ぎだとしても、みなさんが思い描いているような大学には

 

絶対に届きません。

 

みんなが部活をやっているせいで、どうやっても間に合わないとうすうす気付いていても、途中で辞めるという決断が出来なくなってますよね。

 

何度でも言いますが、同調圧力ですよ。

 

つまり

 

流されてるんですよ。

 

自分の意志じゃないんですよ。

 

大学進学を捨ててでもやる価値ありますか?

 

それでもやりたければ青春を謳歌してください。

 

それも素晴らしい人生です。

 

否定はしません。

 

自分の選んだ人生に誇りを持って下さい。

 

公募、AOを含めても15%しかいない推薦合格。

 

太田女子高校の子たちは一般入試で学力を使って大学に合格するしかありません。

 

 

宇都宮女子高校の進路状況を貼っておきます。

 

夏休みが来ますね。

 

だから、こんな話をしているんです。

 

私の真意をくみ取って欲しいです。

 

修学旅行が終わったら受験勉強がいよいよ開始???

 

それじゃ平均層ですよ。偏差値50がやることです。

 

夏休み、高2の子たちは受験生と同じくらい頑張ってくださいね。

 

受験生はもう突っ走ってますね、いまさら言う事はありません。

 

高1の皆さん、入試が終わってダレてないですか?

 

奮起せよ!!!

 

早慶に行くには学年1位か2位しかありえないし、無理なんです。

 

今、その順位にいないのであれば、現実を直視して今すぐ走ってください。

 

もう一度言います。

 

奮起せよ!!!