TEAP という英語の試験についてになります。
TEAPというのは、英検協会と上智大学が共同開発で作った英語の試験で、およそ10年ほど前に作られました。
基本的には「英検とほぼ一緒」と思ってもらって大丈夫ですが、英文中によく図表が登場し、
問題のシチュエーションがアメリカの大学という特徴があります。
なにか癖があるわけではありませんので、問題集を購入し、解いておけば十分です。
2技能 LR (リスニングとリーディング)6000円
4技能 LRSW (リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング)15000円
4技能それぞれが100点満点で、合計400点満点のテストになります。
難易度は英検2級~準1級の問題が混在している感じで、英検よりも量が多いです。
英検は比較的時間のゆとりがある試験ですが、TEAPは英検のイメージで試験を受けると時間切れになります。
リスニングの難易度はかなりの鬼畜で英検準1級に近い難易度に感じました。(同じくらい?)
当時の記憶です。。。
難しい試験ですので、受験をする場合は、少なくとも高2の2学期以降をオススメします。
TEAPの良い所は、1日で4技能を全部受験できる事。(英検s-cbtと同じですね)
結果が出るのが英検に比べてかなり早い事、TOEICのようにスコアで評価され、不合格がない事です。
TEAP は受けた方が良いの? と聞かれましたら
基本的には受験しなくて大丈夫と答えます。英検の方がスコアが出やすいです。
逆に受けるべきなのはどんな生徒???
ここがポイントになります。
※受験校の候補に上智大学がある生徒※
上智を検討している生徒さんは、TEAP受験をお勧めします。
上智は全学部統一入試でTEAPが必須になります。
全学部入試は通常定員が少なめに設定されている事が多いのですが、上智は比較的多めに定員の枠があります。
しかしながら、TEAPを受験していないと受けられない! という縛りがあるため
倍率が軒並み低倍率になっているんです。
3倍を越える学部学科が少ないんです。
早慶GMARCHの倍率を考えると、かなりハードルが低くなります。
いざ実際に、入試シーズンになり、たとえば今から上智の全学部の日程を受験しようかな~
と、思っても、今年度のTEAPの最終回の申し込みはすでに終了していて、TEAPを受験していない子は、もう上智の全学部日程は受験できないんですよ。実際、今日は11月2日ですが、もうTEAPの申し込みは出来ません。
上智の全学部入試にはTEAPが必須!
そのせいで、受験したくても受験できない子たちが出てくる。
入試が近くなって、上智を受験しようかなと思った瞬間に
「あれ?TEAPがないと受けられないのか」という事になり
結果的に、ずっと低倍率というからくりになっているというわけです。
とはいえ、上智大学は関東が誇る最難関私大の一角ですので、TEAPは300点からが目安になるかなと思われます。
下限は280点くらいになるんですかね?
このスコアに関しては、手持ちデータが少ないので、信憑性はありません。ここはあまり信頼しないでください。
おそらくセファールの表では、TEAP309点からがB2評価になりますので、上智を目指す子たちは、そのラインを目指してみたらいかがでしょうか?
ちなみに、自分は4回くらい受験したことがあります。
昔は上智も学部学科ごとに基準点があったのですが、一応自分は全ての学部学科の基準点をクリアしていた事だけは覚えていますが、たいしてスコアは良くなかったと記憶しています。CEFRの指標でC1には届かなかったことを覚えています。久々にログインしてスコアを確認しようと思ったら、もう見られなくなってました(汗)
TEAPが開始された当初に受験したのですが、隣の部屋に東進の安河内哲也先生がいました。
上智大学、獨協大学、一橋大学、東京外国語大学で受験してきました。
大学めぐりが趣味なので、わざわざ一橋大学や、東京外大で受験してきたんですよ、なつかしい思い出です。
一橋大学で受験した帰り道に、目の前に一橋大学の学生さんが歩いていたのですが、(部活のTシャツを着ていたので分かった)センター試験の点数が何点だったかという話をしていました笑
学歴厨ですね笑
スピーキングの試験で質問された内容は試験直後にすべて携帯電話に記録しましたので、古いデータですが自分の情報は今でも持っています。
TEAPを受験したいという生徒さんがいたら気軽にお声がけください。
持っている情報は全て授けますよ。
ではまた!

