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「コンティンジェンシー理論(contingency theory)とは」
組織はそれを取り巻く環境によって決定されるという考え方。そして、組織が環境に適合していればいるほど組織の有効性も高いというのがこの理論の基本である。この理論はあらゆる状況を適用できる普遍的な組織化の方法を追い求めてきた古典的組織論に一石を投じることになったが、その後、ネオコンテインジェンシー理論家によって批判されるようになった。その批判の中心は①組織は単に受動的に環境に適応するのではなく、戦略の策定、遂行により主体的に環境に適応している、②組織と環境とは1対1の対応ではなく、組織の構成要素間に一貫性・整合性があれば、同一環境下で異なった組織があっても有効性を発揮できる--などである。