サッカー、Jリーグのナビスコ杯は5日、各地で予選リーグ第6節の4試合を行い、B組は山形が湘南に3-0で快勝、勝ち点を10に伸ばした。横浜マは神戸と1-1で引き分けて同8。神戸は湘南に続いて敗退が決まった。
A組は仙台が名古屋と無得点で引き分け、勝ち点9。名古屋は敗退決定。大宮はセ大阪に終了間際の得点で2-1で競り勝ち、同7とした。
○…仙台は引き分けに終わり、決勝トーナメント進出の可能性を次節以降に持ち越した。攻撃面では、ボールを奪ってからパスミスなどが目立ち、持ち味の速攻が影を潜めたが、守備ではGK林が好セーブを連発し3試合連続無失点と、Jリーグの上位チームを相手に粘り強さを見せた。次節は勝ち点7で仙台を追う大宮との対戦。MF富田は「勝って決勝トーナメントに行けば、中断明けのリーグ戦もいい形で入れると思う」と、勝利を誓った。
○…大宮は後半ロスタイムに勝ち越し、1次リーグ突破に希望をつないだ。CKからのこぼれ球を、石原が右足を伸ばしてしぶとく決めた。「足がつっていたが、気持ちで押し込んだ」という。
次節の1次リーグ最終戦は、勝ち点2差でA組2位の仙台とホームで対戦。鈴木監督は「最後まで頑張った成果で可能性が残った。最終節に全力で向かいたい」と言って表情を引き締めた。
○…名古屋は後半の決定機を生かせず、1次リーグ敗退が決まった。闘莉王、楢崎、玉田の日本代表に加え、オーストラリア代表のFWケネディも不在。主力を欠く状態だけにストイコビッチ監督はさばさばした様子。「レギュラーメンバーがいない中で勝ちきれない難しさはあるが、(戦術の)スタイルを貫いていたのはいい兆候。私の望むプレーを出してくれた」と評価し、「次の新潟戦でも、メンタルの強さを出してほしい」と、戦力の底上げに期待を込めた。
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