桜宮高校バスケ部顧問の体罰問題への橋下市長の対応に思うこと | WEBで成功する為のストーリーとポジショニングを創造する

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連日の報道で多くの方が高い関心をお持ちだと思いますが、「桜宮高校体罰問題


学校側が関知していない、「学生寮」の問題が出てきたり、会見のたびに歯切れの悪さが目立つ校長先生。。。


明らかに見て見ぬふりなのは明白ですが、そんな中、橋下市長の発言が波紋を呼んでいますね。


「同校体育系2科の入試中止に校長や教頭、運動部の全顧問の入れ替え。」


こちらに関しては、賛成の人もいますが、多くの方が「やりすぎ」と感じています。


実際、橋下市長のこの発言以降、市の方へは、700件を超す意見が届いているそうです。


その多くは試験の実地を求めるもので、中には「子どもの人生をどうしてくれるんだ」と泣きながら訴える保護者の方もいるそうでうす。


確かに、橋下市長がいうように、「事の重大さが分かっていない」


というのももっともだと思いますし、未来のある若者が自ら命を落とすという、あってはならない悲しい出来事です。


しかし、入試中止に関しては、私もやりすぎだと感じています。


もう一つの、「校長や教頭、運動部の全顧問の入れ替え」


こちらは当然だと思いますし、他の学校にいって同じようなことがあっては困りますので、そのあたりのチェック体制も確立してもらわなければ困りますが・・・。


話を戻して、「入試中止」について、橋下市長は、「番重要なのは生徒が亡くなった事」と話、今年受験対象となっている受験生にに関しては、「生きているだけで丸儲け」と発言し、要は生きていればまたチャンスはあるとの趣旨ですが・・・・・


しかしどうでしょう?


市に泣きながら試験の実地を訴える保護者、この時期に来て自身の進路を今一度考えなければならない中学生。


特に受験生にとっては、あまりにも大きな衝撃だと思います。


橋下市長には、「生きているだけで丸儲け」などとは言ってほしくなかったですね。


人は生きてるだけでは丸儲けでも何でもありません。


生き甲斐」があって初めて生きる意味もあるのだと思います。


中学3年生は、確かに物事の良し悪しも判断が付く年齢です。


とはいえ、まだ子供といっても差し支えないでしょう。


橋下市長がやろうとしていることが、考えたくはありませんが、次の犠牲者を生むようなことにならないのだろうか?と危惧しています。


トップの発言って、それだけ重たいものですよね。


そもそも日本人の気質とは、「殿様を好む気質」なので、トップで束ねる人が必要な民族なんです。


しかし、橋下市長の場合、熱血といえば聞こえはいいのですが、どうしても感情が高ぶりがち。


どこか、地方の同族経営の会社のワンマンオーナーの気質と似ています。


私が思う「良い経営者」と感じた方は、総じて激高するとかほとんど見ません。


このあたりについては、また改めて機会があれば触れたいと思います。


今回の「桜宮高校バスケ部体罰問題」に限らず、橋下市長が感じている危機感への決意等々、個人的にも期待しているところもありますが、トップだからこそ、感情的に訴えるのではなく、細部にまで注意を払った方針を各所に示してほしいと願います。


今回の問題は、他府県のみなさんにとっても他人事ではありません。


都会でなくても、私が住む田舎町でもある得ることなのですから。



ps.今年最初の更新で、いきなりの重たい話だったかもしれませんが、どうしても気になったので書くことにしました。

次からはいつものブログに戻りますので、本年もどうぞ宜しくお願い致します。