坂東眞理子さんの講演を聞いて - 2008.8.31(日) | 松山しんのすけの晴読雨読

坂東眞理子さんの講演を聞いて - 2008.8.31(日)

坂東眞理子さんの講演を聞いて思ったこと。  2008.8.31(日)

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 坂東眞理子さんは、総理府、埼玉県副知事、ブリスベン総領事
(女性初)などを歴任し、現在、昭和女子大学の学長を務める方です。
 その著書「女性の品格」は、なんと300万部を超えるベストセラー。
 その坂東さんのロサンゼルス講演があり、行ってきました。
 ノートやペンを忘れて、お話を聞きながら必死で、脳みそを動かして
 聞いておりました。以下、その内容をご紹介します。



<僕が坂東さんから受け取ったメッセージ>

 坂東さんのメッセージは、こんな内容でした。
(一部僕の感想やひらめきも含まれます)


 品格とは、自分の持てる力(微力でも余力があれば、どんなもの
 でもパワーになる)を他人のために使おうとする心得から生まれます。

  私さえよければ
  私のこどもさえよければ

 というミー思想は、社会の基盤を危うくする。

 誰でも、社会に貢献できる力をもっている。

 それは微力でも、せっかくこの世に生まれてきたのだから
 誰か他人のために使わないのは、まことに残念であり、
 もったいない。

 功なり、名を遂げてからではなく、今の自分にできることは何かを
 考えることが大事です。

 その力は、すなわちお金の力・・・という考え方が、従来の
 成功指標の典型でした。
 しかし、誰かのために使える自分の力というのは、決して
 お金だけではありません。
 自分の経験、知識、人脈、ちょっとした一言など
 様々なものがあります。
 苦い経験でさえパワーになりま。なぜなら、逆境の人に語れる物語を
 持っていることになるからです。

 そして更に、

   微力を使って、他人のために尽くすことは、
   愛することだ


 ともおっしゃいました。

 僕の受け取ったメッセージの骨組は、こんな内容でした。
 1000人以上の参加者の人たちは、どんなメッセージを
 受け取られたことでしょう・・・・。


 愛は、名詞ではなく、動詞である・・・とは
 ひすいさんのメルマガで知ったと思います。
 そして、動詞は動詞でも、能動態で使うべきもののようです。

   いかにして愛されるかではなく
   いかにして愛するか・・・

 従来、GIVE&TAKEは、ビジネスの標準プロトコルでした。
 しかし、今では品格という点で、この考え方は、やや劣る姿勢
 かもしれません。

 今は、むしろ、GIVE & GIVEN という表現に象徴された
 おかげさまの姿勢が、ビジネスにおいても重要視されてきました。

 人もビジネスも女性も、その品格が現れるのは、GIVEするときの
 心得なのでしょう。

 与えたから(愛したから)、愛してもらえるはずだ・・・という
 ことではなく、愛することができるということそのこと自体に
 すでにGIVENの要素がある、そのことに気がつけるかどうか、
 それが品格を決める重要な要素かもしれません。
 
  自分が成功するために
  わが社が儲かるために
 
 という思想のもとにひた走ってきたのは20世紀型ビジネスモデル。
 地球環境の激変という転換期に、そのモデル自体を進化させはじめた
 のかもしれません。

  自分が誰かの役にたてるために
  わが社が世の中の役に立てるために

 を、いい子ぶりする建前ではなく、そのほうが面白いと思い始めた
 ということでしょうか。
 ビジネスモデル2.0ともいうべき、企業の在り方、仕事の仕方が
 21世紀にめざす方向なのかもしれません。 

 20世紀は成功の時代、21世紀は貢献の時代・・・かもしれないですね。


 坂東さんのお話を聞きながら、いろんなものが脳みその中で
 繋がっておりました。


<メモしたかったキーフレーズ>

 誰かのために自分の力を使う
 微力でもいい
 力は、お金だけじゃない
 愛することだ
 多様性が大事だ
 
 

<さらにおまけで>

 20世紀のビジネスモデルは、大成功した人が、勝組とかの呼称を
 もらい、余力のお金のパワーで何か世の中によいことをする、
 というスタイルです。

 たとえば、お金の成功も、社会貢献の成功も手に入れたビルゲイツや
 ウォーレンバフェットのような人が、成功の典型だと思ってきま
 した。

 いま21世紀の助走フェーズに立ち、多くの人が感じはじめてて
 いることは、ビジネスの成功も人生の成功も、どうやら
 お金だけじゃないかもしれないということです。

 ではそれは何か・・・。

 ごく大胆にいってしまえば、自分(自社)が誰かの役に立てるか・・
 そういうことではないかと思います。

 そして、そのやり方は、従来の勝ち組(お金をもうけた人)だけが
 できる特権ではなく、誰でも、いつでもできる時代になってきた。
 社会起業家2.0の時代ということでしょうか。

 マズローのいう自己実現とは、自由になるお金をじゃかじゃか持てる
 ことではなく、その先、つまり、誰かの役にたてる自分を意識
 できるかということではないか・・・と僕は思っています。


 実は、ロスで出会ったたくさんの人の中に、そんな人がいました。

 ものすごく裕福といことではない(たぶん)。
 廃車寸前だという車に乗り、いつも誰かのために走り回っている。
 そして、なんだか人がわくわくする話を持ち出し
 しかも、それをたくさんの人を巻き込みながら動かしてしまう・・・
 そんな女性の方です。

 組織のリーダーでもない、権力もない、にもかかわらず、自由な風を
 あちこちに吹かせているその人は、まさに21世紀の私たちが
 めざすとよさげ素敵な生き方なのです。

 私は、ひそかにその人のことを尊敬しつつ、教えをこうております。

 その方は、モハマドユヌスのようにノーベル賞は取らないかも
 しれない。
 西水さんのように世界銀行の副総裁になることもないかもしれない。
 しかし、GOOGLEが生み出した情報の海の中では、きっと
 歴史に名を刻む人になることでしょう。

 何が言いたいかというと、市井の人も、歴史に名を刻む大統領と
 同じように世の中に貢献できる時代になってきた・・・と
 いうことです。


 さらに思うことは、微力でもとてつもなくたくさん集めたら、
 すごいパワーになるということです。
 そして、不思議なことにそんなことができる時代になってきました。

 そんな実験が、この星のあちこちで進んでいます。
 僕も、そんなことをアメリカでやってみたいと、密かに
 思っています。
 今、進めているカレンダープロジェクトもある意味では、
 そんな実験プロジェクトなのかもしれません。