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衆議院解散・選挙へ,原発推進への舵取りを許すな!

 11月16日15時50分頃、衆議院解散の速報が流れた。投票日は1カ月後の12月16日。
 嘘の上塗りで国民を苦しめ続けた民主党政権が終わる日が近づいてきた。これを吉報と受け止める人は多いだろう。
 しかし、脱原発の視点で見ると、原発の廃止が遠のき、原発推進へと舵を切る力が強まることとなりかねない。
 選挙後に与党となりそうな自民党は、原発推進を宣言している。強い国作りのための政策を進め、そのために産業界のてこ入れに心血を注ぐのは結構な事だが、産業推進のために原発が必要と、原発の再稼働を宣言。その演説ぶりからすると再稼働ありきで、徹底した安全策を取るつもりもないように思える。ほとんどの原発が活断層の上に建てられていることには触れず、新たな安全基準とだけ言っている。安全基準の方を引き下げる考えと言って良いだろう。保安院時代に逆行させる気だ。
 また富国を掲げるばかりで、国民の生活に触れていなかったことも気になる。東電原発事故被害者救済は産業の強化とは逆行するため、現在より切り下げられる可能性もある。ゼネコンに巨額の資金が流れることになる除染は続けるだろう。復興予算の多くが除染に注ぎ込まれるのではないか。
 2030年原発ゼロを一応は掲げる民主党は、どれほど議員数を減らすかわからないが、仮に自民党と連立政権を組むとなれば、政策を曲げることは確実。
 やはり脱原発を掲げる維新の会だが、大飯原発再稼働の時に見せた日和具合からすると、いつ変節するか判らない。太陽の党と連携するとなると、原発はある程度必要と言い出すだろう。第三局と言われる勢力は脱・脱原発となりそうだ。
 そして、脱原発を強く打ち出しているのは少数野党ばかりで勢力は弱いだろう。
 つまり国政レベルでは、脱原発の声が弱まり、原発推進への動きが強まるだろう。
 我々が取るべきは、脱原発を宣言する立候補者の当選を増やし、逆に原発推進を掲げる政党の立候補者の当選を少しでも減らすこと。そして、脱原発の声を今よりも一層強く叫ぶことだ。
 原発推進への舵取りを絶対に許してはいけない。

原発のない未来のための前奏曲 より転載