昨日は、W杯アジア3次予選北朝鮮戦が、22年ぶりとなるアウェー北朝鮮で行われました。
ピッチの状態は、人工芝であったり、タジキスタン戦からわずか中3日であったり、そもそも日本の最終予選進出がすでにきまっていた消化試合であったりして、いろいろと勝利に積極的になれない要因が積み重なったのか、結果は日本代表が北朝鮮に1対0で負けてしまいました。
ザッケローニ体制になって、16戦不敗だった記録はついに途絶えてしまいましたね。
もちろん勝たなくても良い試合だったので、負けることはなんの問題もないわけですが、やはりヨーロッパのような強い日本を目指す上で、せめて引き分けには持ち込んでほしかったと思います。
今回の北朝鮮戦は、やはりテストの意味合いが強く、普段控え選手であったメンバーが主にスタメンになりました。
ドイツ、アウクスブルクで活躍するMF細貝萌選手(ブログはこちら)
セレッソ大阪のMF清武弘嗣選手(ブログはこちら)
横浜マリノスのDF栗原勇蔵選手
クロアチア、ハイデュクスプリトのDF伊野波雅彦選手(Twitterはこちら)
サンフレッチェ広島のGK西川周作選手(Twitterはこちら)
ジュビロ磐田のFW前田遼一選手
全員がそれぞれの持ち味を出そうとしていたと思いますが、北朝鮮のボールへの守備がとてもはやく、日本代表の選手全員が、こぼれたボールをなかなか拾いにいけずに、球際の強さという面で完全に負けていたと思います。
ここで怪我をしていまっては、どうしようもないので、ああいう試合になるのはわかりますが、本当に強いチームになるには、ボールを走らせることで、身体的なコンタクトをさけるようなうまさが日本代表にもほしいところでした。
ただ、日本代表のサポートが150人しか入れない完全アウェーという試合の中で、ただ一人自らの意思を貫いた人がいました。
それが、ザッケローニ監督です。
ザッケローニ監督って、リスクを大きくとらず、理論的なサッカーをするところが、本当に面白い監督ですね。
北朝鮮戦は、全員スタメンを入れ替えても良かったのに、チームの軸である岡崎慎司選手(ブログはこちら)、長谷部誠選手(ブログはこちら)、今野泰幸選手は、不動のスタメンでした。
この3名のまじめさは、きっとザッケローニ監督は、大好きなんでしょうね。
また伊野波選手が右サイドで起用されたのは、びっくりでした。確かに伊野波選手が両サイドできちんとした守備と攻撃ができるようになると、ザッケローニ監督の目指す3-4-3サッカーへの移行がスムーズですからね。
さて、そんなザッケローニ監督の目指す、3-4-3というシステム。親善試合であるベトナム戦でも試した布陣ですが、まだまだうまくいかず公式戦で使うのは、もうちょっと先かなと思っていました。
でも今回の北朝鮮戦では後半に内田篤人選手を投入することで、しっかりと試してきましたね。
こういう自らの目指すサッカーをしっかりと追い求めている監督が大好きで、負けてしまったとしても、ますます応援してしまいたくなりました。
前半の北朝鮮は、日本でも川崎フロンターレで活躍して現在ドイツ、ボーフムの鄭大世選手を交代で早々にはずしました。
えっもう外すのって思いましたけど。その判断は正しかったようです。
鄭大世選手は、中央でポストプレーでボールをキープしようとして何度か今野選手に負けていたので、その形を早々にあきらめて、フォワード3人が同時にゴール前のクロスボールに走りこむような戦略をとってきた北朝鮮の監督の能力は、高かったと思います。
結果として、日本の3名のDFメンバーは、その3人の動きについていかなくてはいけなくて、ズルズルとDFのラインが下がりました。
その隙に、サイドから簡単なクロスボールを北朝鮮の長身FWに当てられて、こぼれ球から失点してしまいました。
これは、攻撃の枚数を相手のDFの数とそろえて、ボランチである中盤の底の選手がサイドでの守備を固める前に、前線に放り込み、中盤の選手が積極的にこぼれだまを拾ってシュートするという典型的な4バックの弱点を突いてきた戦略です。
ちょっと前半は、どこかのヨーロッパのチームと日本代表が試合をしているようでした。
特に今野選手と、栗原選手の連携も良くない中で、ああした高いクロスボールに競り負けてしまうと、日本代表の失点率は、かなり高くなると思います。
日本のボランチである中盤の底の選手が上がったときにできたスペースを使われたミドルシュートと、サイドからの早めの長身FWへのクロスボールの対応については、ここ数年間ずっと日本代表の弱点ですね。
世界ではこの技術が数段にうまい選手が評価されているので、日本でもきちんと対策を考えたいところです。
守備面でこれを補うには、岡田監督の南アフリカワールドカップのように守備的に空いたエリアをつぶす作戦が、単純でよいと思うのですが、サイドの選手も守備に追われるので、確実に攻撃が停滞します。
カウンターサッカーを嫌う日本の戦略ではありません。
でもザッケローニ監督は、後半にきちんと戦略を変えてきました。
それが、こだわりの3-4-3システムです。DFが3人いると相手の3トップのFW3人にそれぞれ一人ずつつけますし、サイドでは、クロスボールを上げることを押さえるサイドハーフの選手がいます。
今回のように、香川選手や本田選手のような攻撃を作れる選手がいない場合、中盤の底である遠藤選手、長谷部選手の実力が試される布陣です。
今回だと長谷部選手のドリブル突破力に加えて、細貝選手が中央でゲームを作れるようであれば、このシステムがかなり機能すると思うのです。
特に今回の内田選手は、攻撃も守備も相当意識して入っていたので3-4-3システムでの活躍するサイドハーフの動き方を見せてくれていました。内田選手って場面に応じてきちんと対応ができるサッカーセンスがあるんですよね。
ただ3-4-3システムは、中央で攻撃の核となる選手がいなくなるので、サイドでの展開が重視されます。
その展開を相手にしっかりと押さえられたら、クロスボールの質に頼りがちな単純な放り込みサッカーになってしまいますね。
放り込まれるだけだと、ボールだけを見ていても結構守備ができてしまうので、そこにサイドからのスルーパスにスピードを加えるか、トリックのあるクロスボールを入れるか、強烈なミドルシュートを打つか、何か武器がないとなかなか得点が難しいと思います。
3-4-3システムは、世界のサッカーで見ても、もうあまり使われなくなったシステムです。
でもだからこそ、そこまでザッケローニ監督がこだわるのには、きっと理由があるのだと思います。
3-4-3をちゃんと実行できる選手の特徴は、組織的な動きをかなり求められる特殊な能力を持った選手だと思います。そして日本人の勤勉性は、このシステムをちゃんと実行できると。
そんな風に、きっとザッケローに監督は考えているのだと思います。
そうなると、活躍するきっかけとなったイタリアのウディネーゼ時代、ACミランでの優勝が思い出されます。
どちらのチームにも、ハーフナー選手のようなドイツのビアホフという長身選手。長友選手のようなサイドでスピードのあるヘルベグ選手がいました。ACミラン就任後にウディネーゼから引き抜いたのですから。
彼らに加えて、ウディネーゼ時代には、遠藤選手のようなサッカーのうまいロカテッリ選手と中盤どこでもできる長谷部選手のようなヨーゲンセン選手がいました。
そしてミラン時代には、岡崎選手のようなウェア選手と、本田選手のようなボバン選手。
こうした特長のある選手を生かしてこだわりの3-4-3システムを作り上げていったザッケローに監督。
サッカー好きにとって過去の名選手たちと並んで日本の代表選手を見られるなんて、こんな楽しみはありません。
ザッケローニ監督って、そう意味でキャリアもあるいい監督です。
ミラン時代のザッケローニ監督の戦略については、こちらのページがとてもわかりやすかったです。
ミランでのセリエA優勝でも最後は、3-4-3ではなくて3-4-1-2で獲得したザッケローニ監督。
こだわっても負けてしまっては意味がないですから、ボバン選手の特徴に合わせてトップ下を置いたのでしょうね。
日本代表では、このこだわりの3-4-3が今の代表メンバーでどう表現されるのかをきちんと公式戦で試すことで、選手に示したのだと思います。
しかもトップ下の選手である中村選手を外すことで、その完成形へのメッセージを含ませていると思うのは、考えすぎでしょうか。
不敗記録は敗れてしまいましたが、もっと彼の哲学である3-4-3サッカーを追及してほしいと思います。
今日のキーワードは、商品数が少ないのを承知で、ザッケローニで検索しました。
ACミランに移籍するまでを書いた自叙伝だそうです。
若手の指導に対する考え方とか、結構面白そうな内容でした。
目指すサッカースタイルがやはりイタリア的で、手堅いので信じられる監督ではあります。
北朝鮮に負けて悔しそうでしたね。
ボランチを固定するのもザッケローニ監督のやり方の一つですね。
遠藤選手、長谷部選手について語られているそうです。
ピッチの状態は、人工芝であったり、タジキスタン戦からわずか中3日であったり、そもそも日本の最終予選進出がすでにきまっていた消化試合であったりして、いろいろと勝利に積極的になれない要因が積み重なったのか、結果は日本代表が北朝鮮に1対0で負けてしまいました。

ザッケローニ体制になって、16戦不敗だった記録はついに途絶えてしまいましたね。

もちろん勝たなくても良い試合だったので、負けることはなんの問題もないわけですが、やはりヨーロッパのような強い日本を目指す上で、せめて引き分けには持ち込んでほしかったと思います。
今回の北朝鮮戦は、やはりテストの意味合いが強く、普段控え選手であったメンバーが主にスタメンになりました。
ドイツ、アウクスブルクで活躍するMF細貝萌選手(ブログはこちら)
セレッソ大阪のMF清武弘嗣選手(ブログはこちら)
横浜マリノスのDF栗原勇蔵選手
クロアチア、ハイデュクスプリトのDF伊野波雅彦選手(Twitterはこちら)
サンフレッチェ広島のGK西川周作選手(Twitterはこちら)
ジュビロ磐田のFW前田遼一選手
全員がそれぞれの持ち味を出そうとしていたと思いますが、北朝鮮のボールへの守備がとてもはやく、日本代表の選手全員が、こぼれたボールをなかなか拾いにいけずに、球際の強さという面で完全に負けていたと思います。
ここで怪我をしていまっては、どうしようもないので、ああいう試合になるのはわかりますが、本当に強いチームになるには、ボールを走らせることで、身体的なコンタクトをさけるようなうまさが日本代表にもほしいところでした。

ただ、日本代表のサポートが150人しか入れない完全アウェーという試合の中で、ただ一人自らの意思を貫いた人がいました。
それが、ザッケローニ監督です。
ザッケローニ監督って、リスクを大きくとらず、理論的なサッカーをするところが、本当に面白い監督ですね。
北朝鮮戦は、全員スタメンを入れ替えても良かったのに、チームの軸である岡崎慎司選手(ブログはこちら)、長谷部誠選手(ブログはこちら)、今野泰幸選手は、不動のスタメンでした。

この3名のまじめさは、きっとザッケローニ監督は、大好きなんでしょうね。
また伊野波選手が右サイドで起用されたのは、びっくりでした。確かに伊野波選手が両サイドできちんとした守備と攻撃ができるようになると、ザッケローニ監督の目指す3-4-3サッカーへの移行がスムーズですからね。
さて、そんなザッケローニ監督の目指す、3-4-3というシステム。親善試合であるベトナム戦でも試した布陣ですが、まだまだうまくいかず公式戦で使うのは、もうちょっと先かなと思っていました。
でも今回の北朝鮮戦では後半に内田篤人選手を投入することで、しっかりと試してきましたね。
こういう自らの目指すサッカーをしっかりと追い求めている監督が大好きで、負けてしまったとしても、ますます応援してしまいたくなりました。

前半の北朝鮮は、日本でも川崎フロンターレで活躍して現在ドイツ、ボーフムの鄭大世選手を交代で早々にはずしました。
えっもう外すのって思いましたけど。その判断は正しかったようです。
鄭大世選手は、中央でポストプレーでボールをキープしようとして何度か今野選手に負けていたので、その形を早々にあきらめて、フォワード3人が同時にゴール前のクロスボールに走りこむような戦略をとってきた北朝鮮の監督の能力は、高かったと思います。
結果として、日本の3名のDFメンバーは、その3人の動きについていかなくてはいけなくて、ズルズルとDFのラインが下がりました。
その隙に、サイドから簡単なクロスボールを北朝鮮の長身FWに当てられて、こぼれ球から失点してしまいました。
これは、攻撃の枚数を相手のDFの数とそろえて、ボランチである中盤の底の選手がサイドでの守備を固める前に、前線に放り込み、中盤の選手が積極的にこぼれだまを拾ってシュートするという典型的な4バックの弱点を突いてきた戦略です。
ちょっと前半は、どこかのヨーロッパのチームと日本代表が試合をしているようでした。
特に今野選手と、栗原選手の連携も良くない中で、ああした高いクロスボールに競り負けてしまうと、日本代表の失点率は、かなり高くなると思います。
日本のボランチである中盤の底の選手が上がったときにできたスペースを使われたミドルシュートと、サイドからの早めの長身FWへのクロスボールの対応については、ここ数年間ずっと日本代表の弱点ですね。

世界ではこの技術が数段にうまい選手が評価されているので、日本でもきちんと対策を考えたいところです。
守備面でこれを補うには、岡田監督の南アフリカワールドカップのように守備的に空いたエリアをつぶす作戦が、単純でよいと思うのですが、サイドの選手も守備に追われるので、確実に攻撃が停滞します。
カウンターサッカーを嫌う日本の戦略ではありません。
でもザッケローニ監督は、後半にきちんと戦略を変えてきました。
それが、こだわりの3-4-3システムです。DFが3人いると相手の3トップのFW3人にそれぞれ一人ずつつけますし、サイドでは、クロスボールを上げることを押さえるサイドハーフの選手がいます。
今回のように、香川選手や本田選手のような攻撃を作れる選手がいない場合、中盤の底である遠藤選手、長谷部選手の実力が試される布陣です。
今回だと長谷部選手のドリブル突破力に加えて、細貝選手が中央でゲームを作れるようであれば、このシステムがかなり機能すると思うのです。
特に今回の内田選手は、攻撃も守備も相当意識して入っていたので3-4-3システムでの活躍するサイドハーフの動き方を見せてくれていました。内田選手って場面に応じてきちんと対応ができるサッカーセンスがあるんですよね。

ただ3-4-3システムは、中央で攻撃の核となる選手がいなくなるので、サイドでの展開が重視されます。
その展開を相手にしっかりと押さえられたら、クロスボールの質に頼りがちな単純な放り込みサッカーになってしまいますね。
放り込まれるだけだと、ボールだけを見ていても結構守備ができてしまうので、そこにサイドからのスルーパスにスピードを加えるか、トリックのあるクロスボールを入れるか、強烈なミドルシュートを打つか、何か武器がないとなかなか得点が難しいと思います。

3-4-3システムは、世界のサッカーで見ても、もうあまり使われなくなったシステムです。
でもだからこそ、そこまでザッケローニ監督がこだわるのには、きっと理由があるのだと思います。
3-4-3をちゃんと実行できる選手の特徴は、組織的な動きをかなり求められる特殊な能力を持った選手だと思います。そして日本人の勤勉性は、このシステムをちゃんと実行できると。
そんな風に、きっとザッケローに監督は考えているのだと思います。
そうなると、活躍するきっかけとなったイタリアのウディネーゼ時代、ACミランでの優勝が思い出されます。
どちらのチームにも、ハーフナー選手のようなドイツのビアホフという長身選手。長友選手のようなサイドでスピードのあるヘルベグ選手がいました。ACミラン就任後にウディネーゼから引き抜いたのですから。

彼らに加えて、ウディネーゼ時代には、遠藤選手のようなサッカーのうまいロカテッリ選手と中盤どこでもできる長谷部選手のようなヨーゲンセン選手がいました。
そしてミラン時代には、岡崎選手のようなウェア選手と、本田選手のようなボバン選手。
こうした特長のある選手を生かしてこだわりの3-4-3システムを作り上げていったザッケローに監督。
サッカー好きにとって過去の名選手たちと並んで日本の代表選手を見られるなんて、こんな楽しみはありません。
ザッケローニ監督って、そう意味でキャリアもあるいい監督です。

ミラン時代のザッケローニ監督の戦略については、こちらのページがとてもわかりやすかったです。
ミランでのセリエA優勝でも最後は、3-4-3ではなくて3-4-1-2で獲得したザッケローニ監督。
こだわっても負けてしまっては意味がないですから、ボバン選手の特徴に合わせてトップ下を置いたのでしょうね。
日本代表では、このこだわりの3-4-3が今の代表メンバーでどう表現されるのかをきちんと公式戦で試すことで、選手に示したのだと思います。
しかもトップ下の選手である中村選手を外すことで、その完成形へのメッセージを含ませていると思うのは、考えすぎでしょうか。

不敗記録は敗れてしまいましたが、もっと彼の哲学である3-4-3サッカーを追及してほしいと思います。
今日のキーワードは、商品数が少ないのを承知で、ザッケローニで検索しました。
ACミランに移籍するまでを書いた自叙伝だそうです。
若手の指導に対する考え方とか、結構面白そうな内容でした。
目指すサッカースタイルがやはりイタリア的で、手堅いので信じられる監督ではあります。
北朝鮮に負けて悔しそうでしたね。

ボランチを固定するのもザッケローニ監督のやり方の一つですね。
遠藤選手、長谷部選手について語られているそうです。