BR「ドクター・モリスの島/フィッシュマン」「スクリーマーズ」 | ビジネスクリエーター K の非日常の日々・・・

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私が中学2年生の時に公開されたイタリア映画の「ドクター・モリスの島/フィッシュマン」、当時もタイトルから、「ドクターモロー島」の便乗映画だとは分かって見に行ったのですが、私的には、「007」のボンドガールを見てから好きな女優さんになったバーバラ・バックが出ていたので、それ目当てと言う事もありました。

中学生の時に見ても、その内容と言うか、ちっとも面白味もなく、怖くもなく、気持ち悪くもなく、見終った後に、何とも自分のテンションが下がってしまった記憶が残っています。

その後、本作品、見直すチャンスにも恵まれず、イタリア映画なので、ソフト化を逃すと、その後高騰になってしまうので、手に入れる事がなく、久しぶりにブルーレイでの発売のインフォメーションを見てから発売まで、楽しみにしていました。ま、私的には、やっぱり、当時のバーバラ・バック見たさなんですが・・・・

で、本作品、あのロジャーコーマンが、配給権を手に入れて、公開に当てって、内容があまりにも酷すぎるので、手を加えて公開に踏み切ったと言う話を聞いていたので、今回は、それも楽しみにしていました。

 

ブルーレイを購入して見たんですが、まずは、公開当時と内容を見た感想は変わらないかな・・・・

しかし、「ドクターモローの島」の模造とも言われているけど、本当にそうなのかな・・・・実は内容をみていると、アトランティスの財宝だとか、それを守る半漁人や、島の言い伝えなど、お話のアイデアは意外にいんだよね・・・正直、淡々とお話を撮っているだけと言う印象がある分、お話のテンポが悪いだけじゃないのかね・・・・

やっぱり、バーバラ・バックが美しいね!

で、お話を見終った後、本作品の何処をロジャーコーマンはいじったのかなと考えていたんだけど・・・・

ブルーレイに入っている特典をみて、私の疑問は消えることになりました。

 

実は、ロジャーコーマンが本作品の配給権を買ったのは、アメリカ国内のみで、日本は、イタリアのオリジナルのまま公開されたみたいで、当然、ブルーレイに入っているのは、イタリアオリジナル版、それで、今回のブルーレイには、本作品のロジャーコーマン編集版「スクリーマーズ」としてタイトルが変わったものが入っていた。

「スクリーマーズ」をみると、本作品の冒頭がアメリカで撮った追加が入って、イタリア本編を短縮して、所々、ロジャーコーマン版が入っている作りで、オリジナルに加えると、ショッキングなシーンや怖さが追加されている。

その事で、スタッフの当時の色々な証言がきけるんだけど、ある意味、ロジャーコーマンらしいやり方で、何とも呆れる部分もあり、「へえ」と思うような、損をしない合理的なビジネスのお話も垣間見て面白いかな・・・

しかし、アメリカの予告編には、笑えたな・・・・日本も含めて、こう言うやり方が映画界にははびこっているんだろうな・・・

ちょっと呆れるかな・・・・・

 

しかし、「スクリーマーズ」の方も笑えるのは、冒頭、ふたりのアトランティスの財宝を探す人を島に連れて来るんだけど、その船乗りの船長が、いかにも船長と言う雰囲気なのに、船のシーンをみると、4人で乗るにはちょっと小さいんじゃないと言うボートみたいな船で、あの船長の恰好を考えると、笑えると言うか、あんなボートで4人で島に来たことを考えると笑えるよ・・・

ま、「ドクター・モリスの島/フィッシュマン」のブルーレイにアメリカ公開版「スクリーマーズ」が見られるのは、ちょっとしたレア感があるんじゃないかな・・・DVDには入っていたのかな・・・・

 

「ドクター・モリスの島/フィッシュマン」は、当時、新宿東急で見たんだけど、あの映画館の雰囲気を思い出して本作品に臨みながら何とも懐かしさも感じました。