マーケティングの落とし穴 自分や自社、自社製品を好きになるな編 | ビジネスクリエーター K の非日常の日々・・・

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先日、顧問先のお客に、売れていない商品の提案をしたんだけど、その会社の社長からこんな回答が返ってきた。

「ご提案はありがたいのですが、売れていない商品に関しては、まだ誰も使っていない為に、売れていないんですよ、ひとつでも二つでも売れ始めれば、そのうち売れるようになりますから、私の商品は、使いさえすれば、何処にも負けない商品うえに、使えば、分かりますから」

私はその言葉を聞いて「は?」

会社が駄目になる法則のひとつに、自分や、自社や、自社製品を好きになり過ぎて、自己満足で終る為に、結局会社の土台が崩れる事がある・・・・

マーケティングとは、常に、私は、「顧客満足」であり、顧客満足の追求だと思っている。

だからこそ、自分を好きになるのではなく、顧客を好きにならないといけないと思っている。

正直、「いい商品が売れる」と言う方程式は存在しない。

この世に、これまで、「いい商品」がごまんとあったはず、しかし、その9割以上が、認知されずに消えて行ったのが現状である。

例えば、ラーメン屋さんで言えば、自分の作るラーメンが、絶対美味しいと思って作っているのだ、しかし、お客が入り、リピートがなければ、やはり、そのラーメンは、美味しいとは認知されない訳だ。

 

以前、ある中間所の中小企業と10年付き合いが有った。

10年目にして、素人の娘が経営権を握った為に、その素人の娘の土俵場になってしまった。

勿論、娘は、自分のやり方は、正しいと思い込んでいるはずだ、しかし、次から次へと、社員に抜けて、この私も、その会社を去った・・・・

それから、今でも反省もなく、続けているそうだけど、悪い噂ばかりを耳にする。

 

自分や、自社、自社製品を好きになるのではなく、常に顧客を好きになる姿勢を作り、その上で、マーケティングを図らなければならない。