ルチオ・フルチ監督のゾンビ物のホラー映画「サンゲリア」を久しぶりにみました。
本作品、公開当時の2番館である、今は無き阿佐谷オデオン座で、「ジャグラー ニューヨーク25時」と2本立で見ました。
本作品、ジョージ・A・ロメロの邦画タイトル「ゾンビ」原作「Dawn of the Dead」の大ヒットの上で作られたある意味模造作品で、この「サンゲリア」が原作タイトルが「ゾンビ」である。
買い付けてきた東宝東和が、「サスペリア」のヒットに掛け合わせて邦題を「サンゲリア」と言う邦題を使たけど、タイトルに意味はありません。
当時は、あまりにもね・・・・内容が・・・で、と思いましたが、今見ても感想は同じ・・・・
昔見ても、今見ても、印象的なのは、ラストのニューヨークの橋をゾンビが歩いて行くシーン・・・
このラストだけは印象があるし・・・ある意味、この後に、ジョージ・A・ロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」や「ソンビ」に続くようなお話になるようにもとれるのかな・・・・
ま、私的には、やはりルチオ・フルチだよね、詰めが甘い・・・・・
ジョージ・A・ロメロと違うのが、グロいシーンがおおいんだよね・・・
サメと戦うゾンビなど、ちょっとアイデアが・・・・
映画館で見た時は、「ジャグラー ニューヨーク25時」もあまり面白くなかったので、苦痛な2本立だったな・・・
しかし、この後、あの日本ヘラルドが、「サンゲリア」のヒットに便乗して「ゾンゲリア」なんてもっと質の悪い映画を配給したもんだから、正直、呆れてしまうけど、「ゾンゲリア」の方は、後に「バタリアン」になるんだけどね。
ま、当時は印象が悪かった「ジャグラー ニューヨーク25時」も出来れば、もう一度見直したいな・・・・