ちょっと、数年前のお話なんだけど、私が若い頃、テナーサックスを吹いていて、最初は、クラッシクの方に教えて頂いて貰っていたのですが、何とも覚えれば、覚える程、テナーサックスの音に限界を感じて、新たに学び直そうと思い、教えて頂ける方を探していると、当時として、元サックスプレイヤーだった加藤久鎮さんを紹介された。
紹介された当時で、60歳後半だったかな・・・うちの親父とはほぼ同期位の方だった。
元々、世界中で、JAZZセッションをしていたんだけど、現役を引退して、新しい世代の育てたいと言う事で、自宅のスタジオを開放して、サックススクールを開催していた。
最初は、サックスを教えて貰えるという感じではなく、私自身が、ロックをやっていた事から、精神論を叩き込められた。
私は、まだまだ活気盛な頃だったので、加藤久鎮先生とはよくぶつかったけど、しかし、今の私の人生や人生観に、ある意味、影響を与えてくれた人だった。
当時のレッスンは、加藤久鎮先生の他に、もうひとりの方(すいません、お名前は忘れました)で色々と教わりました。
しかし、加藤久鎮先生の所に行った時点で年齢的なものもあり、音楽活動の限界などを悟り一般社会に復帰を考えたことで、加藤久鎮先生のレッスンも辞めてしまった・・・・
そして、それから数十年経ったか、確か今から5年程前に、バイクを買うのに、何時もの私の担当者が、新宿店に転勤になり、新宿店でバイクを買おうと、お店に行くと、なんと加藤久鎮先生の自宅兼スタジオの有った場所のすぐ側だったので、バイクの商談が終わった際に、加藤久鎮先生の居た場所まで行くと、そこに加藤久鎮先生の自宅はなく・・・・
多分、加藤久鎮先生は亡くなったんだと悟った・・・・
先生の事を調べてみると、89歳で亡くなった事が分った。
加藤久鎮先生の教えを辞めてから、一般社会で、楽器にも触れずにずっと仕事をしてきたので、これまで、加藤久鎮先生の自宅付近や、加藤久鎮のこと自体を思い出す事はなかったのですが、加藤久鎮先生が亡くなった事を知ると・・・・先生に本当は、ご挨拶をしたかったかなと・・・と、後悔の念が湧いてくる。
少し遅くなりましたが、加藤久鎮先生、当時は、お世話になりました。
先生に言われた、ひと言を、今でも自分の胸に刻み、その事を目標にして、今でもぶれずに生きています。