
プロの業者に依頼するにせよ、友人知人に依頼するにせよ、デザインを制作する際、まずは、どんなイメージにしたいのか、具体的な要望を伝えることが欠かせません。メールや電話など、言葉のやり取りだけでは限界があるため、注意しましょう。
別途、制作物の予算が余っていれば、自身のイメージに近いものが出来上がるまで、何度でもデザイン案を作り手であるデザイナーに提案してもらうこともできますが、限られた費用の中で、成果を上げるには、お互いの意思疎通がとても大切です。
イメージは具体的に伝えること
デザインをする立場としては、常に良いものを提案したい気持ちは持っていますし、できる限り、お客様の理想とするイメージに仕上がるよう、努力するつもりですが、意外と「よく分からないので、お任せします…」という方が少なくありません。
もちろん、発注者に具体的なイメージがなくても、デザインすることはできますが、後になって「自分の思い描いたイメージと違っていた」と後悔することがないよう、事前に全体のテイストや雰囲気など、ある程度、方向性を固めておきましょう。
デザイン制作で失敗しないため
制作業者の多くは、打ち合わせの際に必ずヒアリングというものを行っていますし、お客様ご自身にイメージがなければ、同業他社など、参考サイトを具体例に挙げて、どのようなものを作りたいのか、好き嫌いを含め、要望を掘り下げていきます。
実際、当管理人も依頼を請け負う際は、このヒアリングに最も時間をかけています。特に初めて制作業者に依頼する方の場合、分からないことがあって当たり前ですし、作りたいイメージを伝えると言っても、言葉だけではなかなか難しいでしょう。
目で確認できる方法がオススメ
オススメの伝え方としてはやはり、参考サイトなど、分かりやすい例を挙げること。美容院でカットする際「前髪は短めにして、全体的に整えてください」というより、イメージに近い髪型が掲載されている雑誌を直接、相手に示せば一目瞭然です。
もちろん「とにかくカッコよくおしゃれな感じ…」というキーワードも大切ですが、相手にイメージを伝える際は、抽象的な言葉より具体的な内容の方が伝わりますし、無駄な修正作業などが増えないよう、お互いの認識を一致させておきましょう。